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【中山記念】有力馬1週前追いレポート

昨年は皐月賞、有馬記念を制したヴィクトワールピサ。相性抜群の舞台でドバイ遠征への弾みをつけたい

 古馬中長距離路線の行く末を占う伝統の重賞・第85回中山記念(GII、芝1800m)が今週末の日曜日、中山競馬場で開催される。出走を予定している有力馬たちの1週前追い切りの模様を詳細レポート! なお当初は出走を表明していた昨年の牝馬3冠アパパネは先週の熱発により回避となっている。 ヴィクトワールピサ ドバイWCへの遠征を前に、有馬記念馬がここで始動戦に挑む。1月末に放牧からトレセンに戻り、調整は調整そのものだ。2週前追いとなったケイ古ではルーラーシップ(オープン)と同入。そして17日の1週前追いにはミルコ・デムーロ騎手が跨ったが、3頭併せの最後方から別格の勢いで突き抜けそれぞれに先着を果たした。あとひと追いで万全の態勢に仕上がってきそう。コース相性も抜群。 リルダヴァル 16日は栗東ポリトラックで単走、6F78秒8-1F11秒4(一杯)の好時計をマークした。20日の日曜追いも坂路で速い時計を出されており、小倉大賞典から中2週の出走になるが疲れた様子はなく意欲的な調整にしっかり応えている。池江郎師が挑む最後の重賞となるだけに、余念のない仕上げで臨む。 キャプテントゥーレ 昨秋の天皇賞後に右前肢の骨膜炎を発症し休養に入っていたが、しっかり癒えたと見え帰厩後の動きは悪くない。脚元の痛みがなくなり完歩が大きく伸び伸びと走れているし、良かった頃のダイナミックな脚捌きを取り戻してきた。2週前追いとなった9日のケイ古では馬なりで栗東坂路4F50秒4と好時計をマーク。16日の1週前追いでは渋った馬場を苦にしてやや伸びを欠いたが豪快なストライドは披露できており、やれそうな態勢は整いつつある。馬場コンディション次第だが最終追いで4F50秒台が出るようなら、いきなりがあっても。 リーチザクラウン 叩き2走目だった前走京都金杯ではトップハンデ58キロを背負い0秒4差の4着。復調気配を見せてきた。16日は武豊騎手を背に栗東坂路で追われ、先行した格下馬をあっさり抜き差って5馬身先着。時計も4F51秒7(強め)と上々のもので、さらに状態は良くなっていると見るべきだろう。マイル以上の距離を走るのは久々で、それがどう出るか。 トーセンクラウン 昨年のこのレースでは極悪馬場のなか、すいすいと抜け出し2着に5馬身差をつけての圧勝。昨春の天皇賞以来長い休養に入っていたが、ようやく戦線に復帰となる。帰厩当初はプール調整中心だったが、2月に入り坂路で追われ始めまずまずの動きを見せている。17日は美浦坂路で単走となり4F52秒0-1F13秒2(強め)をマーク。強調できるほどの時計ではないが、しっかり負荷をかけることが出来たのは評価していいだろう。叩き良化型だけに割引は必要だが、馬場が極端に悪化するようなら浮上があっても。 レッドシューター オープン昇級後連続2着と素質馬がようやく開花の兆しを見せてきた。16日は横山典騎手が手綱をとり、美浦坂路で4F50秒8-1F12秒6(馬なり)。迫力満点のフットワークで、ラストもブレることなく真っ直ぐな伸び脚。手綱は最後まで動くことなく、ゴール前の勢いはさすがと思わわせる力感。併せられたマチカネニホンバレ(オープン)に先着を果たした。ひと息入った影響は見られない。 キョウエイストーム 中間外傷する一頓挫あり調教再開が遅れたが、動きは上々のもので影響は感じられない。16日は美浦ウッドコースで追われ5F71秒3-1F12秒6(G前追う)をマーク。後方から来る格下馬を迎え撃ったが脚色優勢で終いは軽快に伸び、リードを保ったまま先着した。キビキビと活気に溢れた動きは前走同様で、いい状態だろう。前走の中山金杯(2着)を含め、中山芝では【3.4.2.0】。強豪揃ったが、屈指のコース巧者の意地を見せたい。 ※関連リンク ★【有馬記念】皐月賞馬・ヴィクトワールピサがブエナビスタの猛追を凌ぎV水・木は中山記念出走全馬の追い切りをジャッジ! 「レース情報」は必見中山記念の出走各馬の「指数X」は枠順確定後に無料公開!

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