おしらせ
【弥生賞】苦杯をなめた中山でサダムパテックが逆襲に燃える
栗東 坂路 重 強め 53.7-38.7-25.1-12.5 前走の朝日杯FSでは、単勝1.8倍の圧倒的な1番人気に支持されながらも4着に敗れたサダムパテック。スタートで出遅れると、道中は折り合い欠き、さらには外々をまわるコースロス。三重苦を味わったサダムは4着に追い込むのが精一杯で、「まともなら…」と思わずにはいられないレースだった。 前走後は放牧に出されて春への英気を養うと、一回り逞しくなった馬体で帰厩。帰厩後は栗東の坂路で調整が重ねられると、先月23日に行われた1週前追い切りも坂路を登坂した。今春から新コンビを組む岩田騎手を背に駆け上がると、一杯に追われて4F52秒0-1F12秒0をマーク。終い伸び脚は鋭く、好調ぶりをアピールした。 注目の最終追い切りは2日、栗東の坂路で調整。先週に引き続き岩田騎手が跨りスタートすると、3F過ぎからグイグイと加速。力強いフットワークで鋭伸し、別掲のタイムをマークした。時計は先週のそれには及ばないものの、手応えと渋った馬場を考えれば十分合格点。2011年の初戦に向け、キッチリと仕上がった。 管理する西園師は「馬場を考えれば時計はこんなもの。岩田騎手も“いい馬やね”と言ってくれた」と話し、目を細める。「前走は勝てなかったけど、最後はいい脚で詰めていたし、内容的には一番強い競馬をしたと思っている」とコメント。2度目の敗戦を喫しても、指揮官の自信と信頼は揺るがなかった。 重賞初制覇となった東京スポーツ杯2歳Sは後方からレースを進めると、直線で自慢の末脚を爆発。上がり3Fは33秒7と、ケタ違いの豪脚で差し切り勝ちを収めた。同レースの3着馬(3馬身1/2+クビ)はのちに京成杯を制するフェイトフルウォーで、このときの走りができれば世代のトップに君臨することも夢ではない。苦杯をなめた中山の舞台で、サダムパテックが逆襲に燃える。 ※関連リンク ★【朝日杯FS】2歳王者はグランプリボス!! 1番人気のサダムパテックは4着に敗れる ★【東スポ杯2歳S】サダムパテックが3馬身1/2差をつける圧勝!! ★水・木は弥生賞出走全馬の追い切りをジャッジ! 「レース情報」は必見 ★弥生賞出走各馬の「指数X」は枠順確定後に無料公開!