おしらせ
【エンプレス杯】ラヴェリータが中央4頭による接戦を制す!
2日、川崎競馬場で交流重賞・第57回エンプレス杯 (交流GII・ダ2100m)が行われた。中央からは、ラヴェリータ、ミラクルレジェンド、ブラボーデイジー、プレシャスジェムズの4頭が参戦。この4頭の争いになるだろうと思われていたが、予想通り中央勢の戦いとなった。 ゲートが最も速かったのは、浦和から参戦のタッチブライト(牝5、浦和・冨田藤)。しかし、1枠1番を活かし、昨年の覇者ブラボーデイジー(牝6、栗東・音無)がハナを主張した。1番人気ラヴェリータ(牝5、栗東・松元)は6番手の内々で脚を溜め、その外に2番人気のミラクルレジェンド(牝4、栗東・藤原英)が位置取る。 1周目はゆったりとしたペースで、隊列にもさほど変化のないまま進んだが、2周目の3?4コーナー中間地点でプレシャスジェムズ(牝4、美浦・伊藤圭)が先頭のブラボーデイジーに並び掛けていく。ラヴェリータは相変わらず内々、ミラクルレジェンドは外めに持ち出して追い込み態勢だ。 直線に向くとブラボーデイジー、プレシャスジェムズ、2頭の激しい叩き合いとなったが、残り100mで内をすくったラヴェリータが先頭に並びかける。さらにミラクルレジェンドが外から襲いかかり、中央4頭の激しいゴール前の争い。わずかに半馬身ラヴェリータが抜け出したところがゴール板だった。昨年ブラボーデイジーでこのレースを勝っている武豊騎手は連覇を達成。 2着にブラボーデイジー、さらにクビ差の3着にミラクルレジェンドが入線。プレシャスジェムズが3着からアタマ差の4着に健闘し、中央勢が上位を独占する結果となった。 武豊騎手は「初めて乗りましたが、素直で乗りやすい馬です。少し窮屈なポジションになりましたが、折り合いはついていましたし、いいリズムで運べました。外を回っては厳しいと思い内を突きましたが、最後は期待通りの脚でした。昨年、この馬を負かしてしまったので、今日は恩返しができたかなと思います」と、レース後に喜びを語っている。 なお配当は単勝180円、馬連550円、馬単820円、3連複190円、3連単1,230円と堅い決着。勝ったラヴェリータは父Unbridled's Song、母Go Classic(母の父Gone West)という血統。これが重賞6勝目となった。 ※関連リンク ★【TCK女王盃】ラヴェリータが交流重賞5勝目 ★【エンプレス杯展望】ラヴェリータ・ミラクルレジェンドの再戦ムード ★【クイーン賞・船橋】ミラクルレジェンドがマッチレースからG前抜け出す!! ★【2010エンプレス杯】2番人気ブラボーデイジーが優勝