おしらせ
【スプリングS&毎日杯】有力馬1週前追いレポート
中山開催の中止に伴い、26日に阪神で開催されることとなったスプリングS(GII、芝1800m)。翌日に行なわれる毎日杯(GIII、芝1800m)と同条件ということもあり、特別登録馬の多くが双方に登録を済ませた。両レースに出走を予定している有力馬たちの1週前追い切りの模様を詳細レポート! グランプリボス 【ダブル登録】昨年の最優秀2歳牡馬がここから始動。唯一の敗戦が2カ月ぶりのデイリー杯2歳Sだったこともあり、今回も休み明けという点は気になるが、トモ回りに肉が付き、放牧先から逞しくなって戻ってきた。3月に入ってから栗東TCで乗り込みを始め、17日には小林慎騎手が手綱をとり、栗東Cウッドで6F79秒0-1F11秒5(一杯)と、伸びのある動きを披露した。乗り込みの量も十分で、実質速い時計を1本しか出さず出走したデイリー杯2歳S時とは、同じ休み明けでも雲泥の差だ。 トーセンレーヴ 【ダブル登録】初戦はひやひやしたが、アルメリア賞は完勝。ブエナビスタの半弟という良血馬が、いよいよ本格軌道に乗ってきた印象だ。この中間は馬なり調整が中心だが、昨日(21日)、栗東坂路で4F57秒4を馬なりでマーク。使うたびに素軽さが出てきており、馬体にも実が入ってきた印象だ。デビューから無傷の3連勝で重賞制覇となれば、父ディープインパクトと過程を踏んで皐月賞へ挑むこととなる。 リベルタス 【ダブル登録】若駒S勝ちのリベルタスが本番へ向けどんなスタートを切るか。この中間も福永騎手が付きっ切りでケイ古を付けているように、同騎手の期待も高い。昨日(21日)、栗東坂路で一杯に追われたが、4F54秒8-1F12秒8の時計。まだ、やや重く、捌きも硬い印象も残るが、今週の1本である程度の状態まで持っていけるのではないか。ポテンシャルの高さは疑いようがないだけに、最終追いでの仕上がり具合に注目だ。 スマートロビン 【ダブル登録】ここ2走は人気を裏切っているが、キッチリ乗り込まれて巻き返し態勢だ。16日には武豊騎手が跨り、栗東Cウッドで6F80秒5-1F12秒3(一杯)をマーク。ケイ古は常に動くタイプだが、馬体も見栄えがして好状態。大型でフットワークも大きく、1ハロンの距離延長も歓迎材料。鞍上も成長を感じ取った様子で、権利獲りへ視界は良好だ。 レッドデイヴィス 【毎日杯に出走予定】シンザン記念の覇者レッドデイヴィスだが、セン馬のためクラシックには出走できない。前走後はいったん放牧に出されたが、早めに帰厩して栗東TCでも十分に乗り込まれている。17日には栗東坂路で一杯に追われ、4F51秒9の好時計をマーク。折り合いも付くようになり、気性面での成長が感じられる点も強調材料だ。いきなりから走れる態勢、ここでも主役を張りそうだ。 リフトザウイングス 【スプリングSに出走予定】朝日杯FSでは大きな不利があり5着に敗れたが、大物感あふれる馬っぷりはこの世代の牡馬でも髄一。蹄球炎のためきさらぎ賞を回避したが、ここへきて、その影響は感じられないほど、馬体面も充実してきている。16日には栗東坂路で自己ベスト(4F50秒6)に次ぐ4F50秒8(強め)の好時計をマークし、態勢万全をアピール。是が非でも権利を手にしたいところだ。 オルフェーヴル 【スプリングSに出走予定】きさらぎ賞は3着で、賞金加算とならなかったオルフェーヴル。皐月賞の権利を狙い、スプリングSに出走予定だ。短期放牧明けになるが休養前より筋肉が付いて帰厩してきており、馬体にも厚みが増してきた。16日には池添騎手が跨り、栗東坂路でトレイルブレイザー(古馬準オープン)との併せ馬。馬なりのまま52秒0の時計をマークし、僚馬にも先着をはたした。パワーアップし、気性面の成長がうかがえる。短期間でグンと良くなった印象だ。 ※関連リンク ★がんばろう日本!競馬で被災地に力を!?東北地方太平洋沖地震応援メッセージ募金?にご協力お願いします ★ドバイWCデー特設サイトでは各馬への応援コメントも受付中