【ドバイWCデー】ブエナビスタ、世界制覇へ視界良好

　ついに、真打ち登場だ! 　26日(日本時間27日未明)に行われるドバイWCに出走するブエナビスタの最終追い切りが、現地時間23日6時半(日本時間23日11時半)より行われ、普段以上の圧巻のパフォーマンスを披露した。 　この日は前日とは異なり、視界もクリアな状況。そんななか、タペタのトラックをゆっくり踏みしめるように登場したブエナビスタは、軽いキャンターでウォームアップをすませると、単走で一杯に追われ、ラスト1Fはなんと10秒2を計時。 　管理する松田博師も「いつもと変わらず、状態は良さそう。メンタル面でも落ち着いているし、とくに言うことはないな」と満足そうな表情で、最終追い切りを見届けた。 　一方、ブエナビスタに先立ち、昨日最終追いを終えたヴィクトワールピサとルーラーシップも馬場入り。AWトラックで軽めの運動を行った。角居師は「(前哨戦を使って来たので)馬体は引き締まっていますし、メンタル面でも落ち着いています。凱旋門賞のときよりも、いいんじゃないかな。(追い切りにまたがった)スミヨン騎手からも『リラックスして、いいコンディションだ』と聞いています」と、晴れやかな表情で競馬場を後にした。 ⇒角居厩舎の両騎、万全の臨戦態勢で本番へ 　なお、この日は同じくドバイWCに出走するトランセンド、およびUAEダービーに出走するレーザーバレットの最終追い切りも行われた。以下は、両陣営のコメント。 トランセンド・安田師 「日曜にしっかりやっているので、今日は軽めでしたが、飼い食いも良く、状態は良さそうです。栗東では(同じAWトラックである)ポリトラックで調教していますが、タペタのトラックは初ですし、しかもAWトラックでの実戦も初めてなので、こればっかりはやってみないとわかりません。できれば、(スムーズに先行できる)内枠が当たってほしいですね」 レーザーバレット・萩原師 「輸送も無事にクリアし、日本にいるときよりもいい感じだと思います。仕掛けてからの反応も良かったですし、もう一歩ステップアップできれば申し分ないです」 　枠順抽選は、現地時間18時(日本時間23時)から行われる予定になっている。 ※関連リンク ★がんばろう日本!競馬で被災地に力を!?東北地方太平洋沖地震応援メッセージ募金?にご協力お願いします ★ドバイWCデー特設サイトでは各馬への応援コメントも受付中