おしらせ
【ドバイワールドC】日本馬初の快挙! ヴィクトワールピサが優勝
ドバイワールドカップデーの第8レース、1着賞金600万ドル(約4億8000万円)を誇る世界最高峰の競馬競走「ドバイワールドカップ」(GI、AW2000m)は日本から参戦したヴィクトワールピサ(牡4、栗東・角居)が早めのスパートから直線半ばで先頭に踊り出ると、各馬の追撃をしのぎ優勝した。鞍上はミルコ・デムーロ騎手。半馬身差の2着はレース序盤からハナを奪って果敢に逃げたトランセンド(牡5、栗東・安田)。過去幾度も日本調教馬が挑戦して勝てなかったレースだったが、遂に、日本の馬が世界の頂点に立った。2着から1/4馬身差の3着はモンテロッソ(牡4、UAE・ザルーニ)が入線している。 揃ったスタートから鋭い出脚で主導権を握ったのは男・藤田騎手が手綱を握るトランセンド。ヴィクトワールは最後方、ブエナビスタ(牝5、栗東・松田博)は後方2番手からの競馬。道中、落ち着いたペースを察知したのか向こう正面あたりでヴィクトワールピサが先頭から2番手まで進出する。最終コーナーを過ぎると逃げるトランセンドとヴィクトワールピサの一騎打ちムードに。直線半ばでトランセンドをヴィクトワールピサが交わしたが、トランセンドも脚色衰えず渋太く粘り、後続勢も襲い掛かるがヴィクトは凌ぎ切って先頭でゴールを駆け抜けた。なお、ブエナビスタは後方からの競馬に賭け直線では外に持ち出され追われたが、好位勢が止まらない流れに泣き8着に終わっている。 最優秀ダートホース、年度代表馬、グランプリホースの“三本の矢”で挑んだチームジャパンだったがワンツーフィニッシュという最高の結果に。震災後、不安な状況が続く日本だがこれ以上ないプレゼントと言えるだろう。おめでとう、そしてありがとうヴィクトワールピサ&チームジャパン! 勝ったヴィクトワールピサは父ネオユニヴァース、母ホワイトウォーターアフェア(その父マキャベリアン)という血統で半兄には安田記念勝ちなどがあるアサクサデンエンがいる。昨年2010年の皐月賞(GI)、有馬記念(GI)の優勝馬で、これでGI3勝目。昨年秋にはフランス遠征を経験しており凱旋門賞(GI)など2戦を消化。このときは結果を残せなかったが、今回自身2度目の海外遠征でビッグタイトルを掴んだ。 レース結果は以下の通り。 着順 馬名 性齢 斤量 騎手 タイム・着差 1 ヴィクトワールピサ 牡4 57.0 M.デムーロ 2:05.94 2 トランセンド 牡5 57.0 藤田 伸二 1/2 3 モンテロッソ 牡4 57.0 M.バルザローナ 1/4 4 ケープブランコ 牡4 57.0 J.スペンサー 1/4 5 ジオポンティ 牡6 57.0 R.ドミンゲス 3/4 6 ジターノエルナンド 牡5 57.0 J.ムルタ 1 7 ムシール 牡4 57.0 C.スミヨン 1/2 8 ブエナビスタ 牡5 55.0 R.ムーア 1/2 9 トワイスオーバー 牡6 57.0 T.クウィリー 1 1/4 10 プリンスビショップ 牡4 57.0 A.アジュテビ 1/4 11 ゴールデンソード 牡5 57.0 K.シーア 2 1/4 12 リチャーズキッド 牡6 57.0 R.マレン 1/2 13 フライダウン 牡4 57.0 J.ルパルー 12 14 ポエッツボイス 牡4 57.0 L.デットーリ 1 1/4 ※関連リンク ★「動画王国/競馬日本代表を応援しよう」はコチラ! ☆携帯の方はコチラから! ★ヴィクトを勝利に導いたミルコ・デムーロ騎手。インタビュー王国に登場してくれています! ★ドバイWCデー特設サイトでは各馬への応援コメントも受付中 ★トランセンドで世界最高峰の銀メダル! 藤田騎手ブログはこちら! ★がんばろう日本!競馬で被災地に力を!?東北地方太平洋沖地震応援メッセージ募金?にご協力お願いします