おしらせ
【ダービー卿CT】有力馬1週前追いレポート
ダービー卿CT(GIII、芝1600m)も中山開催の中止に伴い、4月3日(日)に阪神で開催されることとなった。中山1600mと阪神1600m(外)では問われる適性が大きく異なるために、その点に注意して、有力馬たちの1週前追い切りの模様をレポートしていきたい。 キングストリート 洛陽Sを快勝し勢いに乗るキングストリート。西園厩舎に転厩したが、環境の変化にも動じず元気いっぱいだ。24日には栗東の坂路で一杯に追われ、4F52秒9-1F12秒7とまずまずの時計をマークした。57.5キロの斤量は見込まれた印象もあるが、得意の良馬場なら初重賞にも手が届きそうだ。 シルポート 前走の大阪城Sでは前半5F58秒5という速いラップの影響か、直線で失速してしまい6着に敗れた。しかし、前走後もシッカリ乗り込まれ馬体は維持できている。間隔が詰まっており中間速い時計は出していないが、デキそのものは決して悪くない。そもそも前走で刻んだハイラップは、人気を背負った逃げ馬の宿命でもあった。もともと得意とするコーナー2つのコース設定だけに、人気急落の今回は、あれよあれよの逃げ切りシーンがあっても驚けない。 ダンツホウテイ 大阪城Sを制したダンツホウテイ。これまで重賞には2度挑戦して6着、12着と奮わないが、ハンデ55キロと恵まれた印象もある今回は勢いも味方に初重賞を狙う。24日には栗東のCウッドで、6F84秒6-1F12秒4を持ったままの馬なりでマークした。もともとケイ古は動くタイプだが、単走・馬なりでこれだけの時計が出れば及第点だろう。馬体には重量感も出てきており、精神面でも集中力が増してきた点は特筆できる。 ショウワモダン 久々となった東京新聞杯は15着に惨敗。昨秋からGI馬らしさは影を潜めてしまっているが、23日には美浦のポリトラックで5F66秒6-1F11秒9(馬なり)をマークしたように、ケイ古の動きは相変わらずいい。大きく先行する僚馬に直線で外から並び掛けると、上々の伸び脚を見せ併入。トップハンデの59キロを背負うが、安田記念連覇に向けてこの馬らしいレースを見せたいところだ。 エイシンアポロン 昨年の天皇賞(秋)では大きな不利があり力を出し切れなかったエイシンアポロン。放牧で立て直され、このレースを目標に帰厩した。時計を出し始めたのは3月に入ってからだが、1週前には栗東坂路で4F56秒5-1F13秒7を馬なりでマークしている。まだ馬体には余裕があるように見受けられるが、久々の弥生賞や毎日王冠で好走しているように(共に2着)、鉄砲は苦にしないタイプ。一応の態勢が整えば、素質だけで走っても不思議はない。 ライブコンサート 前走は久しぶりのダート戦となったフェブラリーS(GI)への挑戦で、強豪相手に7着と大健闘を見せた。当然、芝のGIIIマイル戦に戻れば実績は上位だ。前走後も緩めずに乗り込まれており、24日には栗東Cウッドで5F69秒7-1F13秒0の時計を馬なりで計時。やればいくらでも動きそうな雰囲気で最終追いの動きにも注目したいところだ。ハンデの57.5キロも京都金杯(3着)で背負っており問題はないだろう。 ※関連リンク ★【大阪城S】ダンツホウテイがゴール前抜け出す!! ★【洛陽S】キングストリートがオープンクラスで初勝利 ★水・木は【ダービー卿CT】出走全馬の追い切りを「レース情報」に掲載! ★【ダービー卿CT】の出走各馬の「指数X」は枠順確定後に無料公開!