【スプリングS】オルフェーヴルが重賞初制覇

　26日、中山開催の中止にともない阪神競馬場で行われた皐月賞トライアル・第60回スプリングS(GII、芝1800m)は、単勝1番人気に支持されたオルフェーヴル(牡3、栗東・池江)が、道中後方待機から直線で大外を伸びて抜け出し、重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分46秒4。 　レースは大方の予想に反してアドマイヤサガス(牡3、栗東・橋田)が先手を主張するも、逃げが身上のホッコーガンバ(牡3、美浦・河野)が先頭を奪い返し、直後をアドマイヤサガス、エイシンオスマン(牡3、栗東・松永昌)が追走する形に。 　向正面から勝負どころの4コーナーで、3頭の直後を追走していた昨年の最優秀2歳馬グランプリボス(牡3、栗東・矢作)、が強気に先頭に立って直線に向かうも、直後を追走したベルシャザール(牡3、栗東・松田国)がピッタリマーク。そして、直線入口では早くも人気のオルフェーヴルが大外から進出し、内に切れ込みながらも一気に先頭に立って、そのまま後続の追撃を凌ぎ切った。 　3/4馬身差の2着は渋太く伸びたベルシャザールが確保し、さらに3/4馬身差の3着には後方待機から直線で脚を伸ばしたステラロッサ(牡3、栗東・角居)が入線。グランプリボスはさらにアタマ差の4着に終わっている。 　配当は単勝470円、馬連1,420円、馬単2,940円、3連複6,030円、3連単28,270円。勝ったオルフェーヴルは父ステイゴールド、母オリエンタルアートという血統で、全兄にGI3勝を含む重賞7勝を挙げているドリームジャーニーがいる。 　なお、このレースで3着までに入ったオルフェーヴル、ベルシャザール、ステラロッサの3頭には、4月24日に東京競馬場で行なわれる(京都競馬場に変更の可能性もあり)第71回皐月賞(GI、芝2000m)の優先出走権が与えられる。 ※詳しいレース結果はコチラ ※関連リンク ★がんばろう日本！競馬で被災地に力を！?東北地方太平洋沖地震応援メッセージ募金?にご協力お願いします