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【マーチS】有力馬1週前追い切りレポート
距離は同じでも中山から阪神に舞台を移して行われる今年のマーチS。震災後初めて施行される中央のダート重賞ということで、GIIIのハンデ戦ながら豪華メンバーが一堂に会す。なかには上半期の総決算・帝王賞やその先のジャパンCダートに向けて賞金加算を目論む馬もおり、非常に白熱した一戦となりそうだ。そんなマーチSに出走を予定している有力馬の1週前追い切りの様子を詳細にレポート! キングスエンブレム 前走のジャパンCダートこそ内に閉じ込められて伸びを欠いたが、2走前のみやこSではトランセンドと0秒2の2着に健闘するなど、能力的に上位なのは間違いない。今回は4カ月ぶりの休み明けになるが、放牧先でも十分に乗り込まれていたようで、馬体はスッキリと仕上がっている。攻め駆けしないタイプとはいえ、1週前に栗東坂路で4F52秒7(一杯)をマークしているように、初戦から走れる態勢は整っていると見ていいだろう。 インバルコ 少し出遅れることになりながらも、ロングスパートで追い込んで前走(平安S)は2着。それ以来の実戦となるが、この中間も坂路を中心に十分に乗り込まれている。ただ、まだ汗のかきにくい時季で重苦しさが残っており、調教の時計も平凡で気合乗りが乏しいところを見ても、いかにも休み明けといった感じ。乗り込み量は足りているが、多少の割引は必要かもしれない。 ラヴェリータ 地震の影響で開催中止になってしまったが、船橋・マリーンCを目標に仕上げられており、体はしっかりと出来上がっている。以前は馬体を細く見せていた時期もあったのだが、最近はそういったこともなく、厚みが出てきて重量感もある。調教での走りからも気迫が表に出ており、キビキビとしていて活気も十分。このデキであれば大崩れはしないだろう。 オーロマイスター 昨年の南部杯を勝って以降は低迷していたが、やっと前走(ポラリスS)で復調の兆し。この馬にとって今回は距離が若干長めになるが、調教ではウッドコースで長めからしっかりと追われる意欲的な内容をこなし、最後は余力を持ったまま一直線に弾けて迫力十分の動きを見せた。重苦しさがなくなり、筋肉の張りも良い。前走とはガラッとは明らかに雰囲気が変わってきた。 メテオロロジスト 前走の佐賀記念からレース間隔は開いたが、出走が叶わなかった名古屋大賞典を目標に調整されていたこともあり、馬体はすでに出来上がっている。1週前追い切りでは栗東坂路で4F53秒8(G前追う)をマーク。以前と違って重苦しさがなく、馬体はいい意味でスリム。ここにきて充実期を迎えているようで、1600万→佐賀記念を連勝した勢いは信用してよさそうだ。 テスタマッタ 約5カ月ぶりの競馬となった仁川Sは3着。久々を叩かれ、この中間の調教も攻めに攻めて速い時計を出している。3日の栗東坂路での追い切りでは4F52秒2(一杯)の好時計を出しているように状態も良く、ノドの状態も良くなっているようだ。以前よりも馬体に実が入ってきており、乗り込み量も十分。フェブラリーS2着の実績からも能力的にも好勝負が可能だろう。 マチカネニホンバレ 前走のフェブラリーSではトランセンドとのマッチレースになり先に失速したが、それでもバッタリと止まらず0秒5差の5着に粘った底力は相当なものだ。東京1600mよりもゆったり回れる阪神1800mに替わるのはプラスで、30日、3日と続けて強めに終われているように状態面も問題なし。相変わらずの好馬体で、今回も存分に力を発揮できるだろう。 カジノドライヴ 長期休養明けの前走(仁川S)は直線で力尽きて失速も、ダメージはなくその後は順調に乗り込みを消化。一度叩かれたことで行きっぷりが良くなり、稽古でのフットワークも素軽さが増してきている印象だ。1週前の追い切りでは、オーバーワークを避けるように最後は流す内容だったが、馬体、息遣い、毛ヅヤともに確実な良化が窺える。 ※関連リンク ★【平安S】川田騎手が400勝達成の重賞V ★【フェブラリーS】トランセンド 好ダッシュから先頭譲らずGI連勝! ★【仁川S】ワンダーアキュートが人気応え完勝!! ★重賞のデータ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」は必見! ★気になるあの馬の能力値は?「指数X」は枠順確定後に無料公開!