おしらせ
【日曜阪神9R/忘れな草賞】キャリア1戦ながら素質高いサクラシオンに注目!
3歳牝馬によるオープン特別のため、“残念桜花賞"と呼ばれる忘れな草賞が、桜花賞と同日の阪神9レースに組まれている。とはいえ、ここをステップにオークスで好走した馬も少なくないだけに、目の離せない一戦だ。 注目は1戦1勝ながら、その素質を高く評価されているサクラシオンだ。1月22日のデビュー戦は、1分34秒8の時計面ももちろん優秀だが、直線で前が壁になりながら外へ持ち出すとアッサリ突き抜けるという圧巻の勝利を飾った。レース後はプールでの調整で回復をはかり2月の中頃から乗り込みを開始。6日の最終追いは栗東Cウッドで5F64秒5-1F12秒2を馬なりでマークし態勢万全をアピールした。馬体面の充実も目を引き、雄大なフットワークからも将来性を感じさせる1頭だ。 素質の高さならシシリアンブリーズも引けを取らない。前走はダートで6馬身差の圧勝を飾り、クロフネの半妹らしさを見せた。芝のここへ駒を進めてきたが、中2週のローテも疲れを見せず、1週前には栗東坂路で4F52秒0-1F12秒5(強め)の好時計をマークした。最終追いは坂路の時計がエラーになってしまったが、パワフルなフットワークで登坂。持ち前の力強く完歩の大きな走りから、芝の中距離でも十分に戦えそうな気配だ。 関東馬からはアルマフローラがスタンバイ。フサイチジャンクを兄に持つ良血馬で、これまで4戦全てで1番人気に推されているが、いまだに1勝馬の身。なんとか賞金を加算してオークス路線に乗りたいところだ。最終追いは美浦のポリトラックで、5F66秒4-1F12秒2(馬なり)。素軽いフットワークで駆け抜け、併せたリヴァーレ(3歳未勝利)と同入を果たした。ひと息入っていた前走を叩いて確実な変り身を見せている印象だ。 桜花賞の抽選対象で、無念の除外となってしまったエリンコートがここへ参戦。自己条件の前走で折り合い面の課題を克服し、強い勝ち方を見せていただけに除外は残念だが、ここなら実績は一枚上。最終追いも栗東坂路で、4F53秒0-1F12秒6(馬なり)の時計をマークした。桜花賞を目標に調整過程を積んでいただけに、仕上がりに抜かりはない。 最後にもう1頭、ハッピーグラスを取り上げたい。ここ2戦は結果が出ていないが、3走前の未勝利戦が強い勝ち方。春菜賞後はひと息入れフラワーCを目標に乗り込みを開始したが、同レースを除外されてしまい目標をここに切り替えた。中間は再三の併せ馬を消化し、栗東坂路での最終追いも僚馬ウイントゥルーラヴ(3歳未勝利)に大差の先着。むしろフラワーCを除外されたことにより乗り込みを重ねられ、状態は上向きといえそう。間隔を開けたことが吉と出そうな雰囲気だ。 ※関連リンク ★がんばろう日本! ?応援メッセージ募金?にご協力お願いします ★【メイクデビュー京都6R】サクラシオンが押し切り勝ち ★エリンコート、ツルマルワンピースは除外…桜花賞の枠順確定!