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【今週の重賞】[富士S]大混戦を断つのはソングラインか、ロータスランドか、ラウダシオンか

■10月23日、東京競馬場で第24回・富士S(GII、芝1600m)が行なわれる。

東京芝1600mで重賞競走として施行されたのは2000年から。昨年よりGIIIからGIIに格上げされた。過去の勝ち馬はGIではひと息足りない馬が多いものの、それでもエイシンアポロンやダノンシャークのように、ここを勝って、後にマイルCSに優勝した馬もいる。昨年の勝ち馬・ヴァンドギャルドも3走後にドバイターフで2着に好走した。なお、本レースの勝ち馬にはマイルCSへの優先出走権が与えられる。

混戦ムードの今年、上位人気に推されそうな一頭がソングライン(牝3、美浦・林)である。勝ったと思ったNHKマイルCではシュネルマイスターにゴール前急襲を食らい2着惜敗。その走りを評価されて関屋記念では圧倒的な1番人気に推されるものの、直線では思いのほか伸びを欠いて3着に敗れた。レース後、林師は調整ミスを口にしていたので、仕切り直しのここは万全の態勢で臨むと見る。シュネルマイスターのその後の活躍を考えれば、3歳牝馬の身でここを突破しても、なんら不思議ではない。GI2着の当コースは相性もいいはずだ。

関屋記念を勝ったのがロータスランド(牝4、栗東・辻野)。長休明けから3連勝で米子Sを制してOP入り。中京記念で5着に入ると、関屋記念は先行策から最内を伸びて重賞初制覇を収めた。マイル戦は6戦4勝2着1回と滅法得意。斤量も前走と同じ54キロで出走できる。辻野厩舎に初の重賞タイトルをもたらした馬だけに陣営も力の入るところだろう。ただし関屋記念は内が伸びる馬場でハマった感があり、ここは真価の問われる一戦となる。

昨年の2着馬・ラウダシオン(牡4、栗東・斉藤崇)は今年も警戒が必要だ。NHKマイルCや京王杯SCに勝つなど、出走馬の中では実績最上位。また東京コースは5戦3勝2着1回と相性がよく、唯一大敗した安田記念は馬場の荒れた開催末期に行なわれたレース。馬場状態のいい開催前半ではすべて連対を果たしている。2戦連続フタ桁着順に敗れているので手は出しにくいが、巻き返しの可能性は十分あるだろう。

復活に燃えているのはダノンザキッド(牡3、栗東・安田隆)も同じだ。新馬、東京スポーツ杯2歳S、ホープフルSと無傷の3連勝でGIウイナーに。JRA賞最優秀2歳牡馬にも輝いた。しかし年明け初戦の弥生賞は断然人気を裏切って3着敗退。皐月賞でも1番人気に推されたが、道中の不利もあり15着と惨敗を喫した。その後、骨折も判明し、休養入り。復帰初戦で本レースを迎える。マイル戦は初めてながら前向きな気性だけに距離短縮は歓迎のクチ。父ジャスタウェイがGI勝ち(安田記念)を果たしたこのコースで、どんな走りを見せてくれるか。

ほかにも、全弟のコマンドラインに重賞勝ちで先を越された、重賞2着3回3着1回の善戦マン・アルジャンナ(牡4、栗東・池江)、エプソムCで待望の重賞ウイナーとなったザダル(牡5、美浦・大竹)、同じマイル重賞のニュージーランドTを圧勝したバスラットレオン(牡3、栗東・矢作)、京都大賞典で復活Vしたマカヒキに続けるか? ダービー馬のワグネリアン(牡6、栗東・友道)など、一発大駆けのある穴馬も多数参戦。傑出馬不在の大混戦なので、どの馬が来ても驚けない!

(Text:Hattori)

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