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【今週の重賞】[府中牝馬S]マジックキャッスルが重賞2勝目を目論む

10月16日、東京競馬場で第69回・府中牝馬S(GII、芝1800m)が開催される。エリザベス女王杯の前哨戦となる重賞に今年は21頭が登録。この競走の1着馬にはエリザベス女王杯の優先出走権が与えられる。

マジックキャッスル(牝4、美浦・国枝)は、秋華賞2着、ヴィクトリアマイル3着とGIでも堅実な走りを見せてきた。一方で、前走のクイーンSでも2着、3走前の阪神牝馬Sでも2着と勝ち切れないレースが続いている。実力が牝馬トップクラスにあることは誰もが認めるところ。エリザベス女王杯でのGI戴冠に向け勢いをつけるべく、このレースは勝ち切りたいところだろう。美浦の坂路で行った1週前追い切りでは、自己ベストに迫る4F51秒0の時計を記録。愛知杯以来の重賞勝ちを狙える態勢にありそうだ。

デゼル(牝4、栗東・友道)は阪神牝馬Sでマジックキャッスルを下して1着。上がり3F32秒5という強烈な末脚を披露しての勝利はインパクト十分だった。続くヴィクトリアマイルでは8着と敗れたが、デゼル自身は阪神牝馬Sと0秒1しか変わらないタイムで駆けており、GIの戦いになるとマイルの距離はやや短い印象も受けた。仏オークスなどを制したアヴニールセルタンを母に持つ血統背景も考えると、ベストは恐らく中距離だろう。1800mで巻き返しなるか。

シャドウディーヴァ(牝5、美浦・斎藤誠)は昨年のこのレース2着馬。勝ち馬は有馬記念2着のサラキアだったことを考えると、大健闘と言えるだろう。今年に入ってからも東京新聞杯3着、マーメイドS3着と重賞でも好走を見せており、力の衰えはなさそう。歴戦の5歳牝馬は念願の初重賞タイトルを掴めるか。

リアアメリア(牝4、栗東・中内田)はアルテミスS、ローズSと重賞2勝。牡馬相手となった前走の新潟記念は苦しいレースとなってしまったが、牝馬限定重賞で巻き返したいところだ。過去の重賞勝ちはいずれも牝馬限定の左回り重賞だったことから、今回の条件はベストだろう。約1年ぶりの重賞勝利を目指す。

スマートリアン(牝4、栗東・石橋)は前走京成杯AHで見せ場たっぷりの4着。オープンクラスに出世してからはマイル戦ばかり使われているが、2勝クラス、3勝クラスの勝ち上がりはいずれも1800m戦だった。昨年のスイートピーSでは勝ったデゼルと0秒3差の2着と善戦している。マイルのイメージがあるかもしれないが、1F延長でさらなる前進があっても。

その他にも中京記念を制したアンドラステ(牝5、栗東・中内田)やジェンティルドンナの全妹ドナアトラエンテ(牝5、美浦・国枝)など実力牝馬が多数揃った一戦。エリザベス女王杯を占う上で、要注目のレースだ。

(Text:Hiraishi)

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