【エスペランサS】良血ランフォルセ初のオープン勝ち

　17日、小倉最終日のメイン競走にはエスペランサS(古馬オープン、ダ1700m)が組まれた。エスペランサとは、スペイン語で希望という意味。ダート界の“希望の星"が現れるか、注目が集まった一戦だ。 　クリーンが伸び上がるようなスタートとなったが、その他の馬はまずまずのスタートを切った。ハナを主張したのはクイックリープ。しかしオウロプレット、トーホウアタックなどが先行争いに絡み、出入りの激しいレースとなる。 　そんな中、1番人気のサンライズモール(牡4、栗東・石坂)と2番人気ランフォルセ(牡5、美浦・萩原)は、並ぶようにして好位を追走。しかし、ランフォルセの中舘騎手は積極的に動いた。3コーナー過ぎで2番手に押し上げると、4コーナーでは早くも先頭に躍り出る。 　手綱はがっしり持ったまま。軽く追い始めると一気に他馬を突き放し、直線では他馬を寄せ付けずに圧勝してみせた。ランフォルセにとっては初めてのオープン勝利。対称的にサンライズモールは伸びを欠き12着に沈んでいる。 　2馬身半差の2着にはマルカベンチャー(牡5、栗東・松永昌)が入線。これまで後方から末脚を活かす競馬が続いていたが、今日は4コーナーでまくってランフォルセを追い掛けた。収穫の多いレースだったといえよう。マルカベンチャーから6馬身離れた3着にはバトードール(牡4、栗東・池江)が入っている。なお4着に入線したクリーンは596キロ、約1年半ぶりに600キロを切っての出走となった。 　配当は単勝430円、馬連1,390円、馬単2,460円、3連複4,850円、3連単21,690円。勝ったランフォルセは父シンボリクリスエス、母ソニンク(母の父Machiavellian)という血統で、半兄にノットアローン、半弟にノーザンリバーなどがいる。 ※詳しいレース結果はコチラ ※関連リンク ★がんばろう日本! ?応援メッセージ募金?にご協力お願いします ★【本音マル秘報告】オハナがランフォルセをゴリ押し! ★【アーリントンC】ランフォルセの弟ノーザンリバーが鮮やかに差し切る!! ★ランフォルセに騎乗した中舘英二騎手の公式ブログ「逃稿日記」は要チェック！