【東京スプリント】8番人気セレスハントがインから伸びて優勝

　20日、大井競馬場で行われた第22回東京スプリント(交流GIII、ダ1200m)は、8番人気のセレスハント(牡6、栗東・松永幹)が、インの好位から直線で渋太く伸び優勝した。鞍上は福永祐一騎手、勝ちタイムは1分10秒8。 　スタート直後は激しい先行争いが繰り広げられたが、三浦皇成騎手騎乗のジーエスライカー(牡4、大井・栗田裕)が主導権を握り、2番手でコアレスピューマ(牡7、船橋・川村昭)、3番手でナイキマドリード(牡5、船橋・川島行)、が追走する展開に。 　直線に入ってもジーエスライカーの脚色は衰えず押し切りを図るが、インの4番手で脚を溜めていたセレスハントがじわじわと進出。結局脚色で勝ったセレスハントがジーエスライカーを競り落とす格好で先頭に立ち、そのままゴールインした。道中5番手から外に持ち出され鋭伸した1番人気ティアップワイルド(牡5、栗東・西浦)が半馬身差の2着、そこからクビ差の3着に2番手追走から直線で二枚腰の脚を使い良く伸びたコアレスピューマが入っている。逃げたジーエスライカーは結局4着という結果に。 　レース後の勝利ジョッキーインタビューで福永騎手は 「1400mがベストの馬。最近はもうちょっと長いところを使われてきており、一気の距離短縮がどうかと思いましたがいいポジションが取れ、思ったより楽に追走できました。（追い比べとなって）なんとか踏ん張ってくれ、という気持ちでしたね。賞金も加算できましたし、秋には大きい舞台（JBCスプリント）に立ちたいです」と、喜びの声を残している。 　配当は単勝2310円、馬連4770円、馬単19610円、3連複210890円、3連単1355570円。8番人気セレスハント、12番人気コアレスピューマが馬券圏内に絡み、波乱の結果となった。勝ったセレスハントは父コロナドズクエスト、母エリモシンフォニー（その父ブラッシングブルーム）という血統。昨年8月に佐賀で行われたサマーチャンピオン（交流GIII）に続き、これで重賞2勝目となった。 ※関連リンク ★サマーチャンピオン（佐賀）はスーニが敗れる波乱に!　セレスハントが優勝 ☆福永祐一騎手の父・福永洋一記念が今年も高知で開催 ★展望記事ではセレスハントを上位候補に指名！ ☆がんばろう日本！競馬で被災地に力を！?東北地方太平洋沖地震応援メッセージ募金?にご協力お願いします