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【皐月賞】有力馬1週前追い切りレポート
2011年の牡馬クラシック第一弾・第71回皐月賞(GI、芝2000m)が今週末の日曜日、東京競馬場で開催される。出走を予定している有力馬たちの1週前追い切りの模様を詳細レポート! サダムパテック 1番人気に推されたGI・朝日杯FSはスタートで後手を踏んだのが祟り4着に敗れてしまったが、続く弥生賞では接戦を制し巻き返しのVを果たした。これで重賞2勝と、実績は頭ひとつ抜けている。13日は岩田騎手を背に栗東坂路でオープン馬イコピコを追走。最初はゆったりとしたペースで入り、終い軽く仕掛けられると軽快な伸びを見せ同入を果たした。時計は4F53秒2-1F12秒1(G前追う)。前走が「七?八分のデキ」(陣営)だっただけに、使われた上積みは大きそう。地震の影響で東京コースへの変更となったのは大きなアドバンテージ。圧勝劇を見せた東スポ杯2歳Sの再現なるか。 オルフェーヴル 全兄にGI3勝ドリームジャーニーの良血馬。前走スプリングSで待望の初重賞勝ちを遂げ、勇躍ここに挑んでくる。前走後は厩舎に置かれ、調整は順調だ。13日は池添騎手を背に栗東坂路で3歳未勝利馬を追走。序盤しっかり折り合うと、仕掛けられてからは相手をあっさり抜き差って大幅先着を果たした。時計は4F53秒0-1F12秒0(G前追う)。馬体を前走時以上に大きく見せているのは好感。落ち着きがあるのもいい。 ナカヤマナイト 共同通信杯勝ちからここへ直行。たっぷりと間隔を取り、ここ一本に絞って入念に調整されている。13日は美浦のウッドコースで5馬身ほど先に行く古馬1000万下を追走。脚色優勢のまま追い詰め、最後は相手に併せる余裕を見せての同入フィニッシュとなった。フットワークは豪快そのもので、さっそく力を出せそうな態勢。ケイ古の手綱をとった柴田善騎手も「折り合いには苦労しないし、ゴール前での反応も満点」と、好感触を掴んだ様子だ。 トーセンラー きさらぎ賞勝ち後、ひと息入れられたが放牧リフレッシュで馬体の厚みをグッと増した印象だ。帰厩後は意欲的に併せ馬を消化し、追われるごとに気配を上げてきている。13日は鮫島騎手が跨り(本番では蛯名騎手)、栗東CWコースで併せ馬。ゴール前で軽く気合いを入れられると抜群の反応を見せ、余力たっぷりでラスト1F11秒9の切れ味を披露。相手2頭にそれぞれ先着した。絶好の仕上がりぶりで、今週は軽く流す程度で大丈夫だろう。 ダノンミル ユニバーサルバンク、ダノンシャークら素質馬が揃っていた若葉Sを12番人気で勝利。これがフロック勝ちでなかったことを大一番で証明できるか。13日は新コンビを組む内田博騎手が跨り、栗東ウッドで1週前追いを敢行。馬なりのまま先行2頭を追走し、楽々と併入した。やや気性面に幼さを残すが、追われての反応は一級品。 ノーザンリバー 兄姉にランフォルセ、ノットアローン、モンローブランドら。アーリントンC勝ちで母に初の重賞勝ちをプレゼントした。3月下旬の帰厩後、急ピッチで調整されている。13日はマンハッタンスカイ(オープン)を栗東ウッドコースで追走。直線では激しい追い比べとなったが、クビ差制して先着を果たした。このひと追いでグッと良くなってきそう。 フェイトフルウォー 京成杯勝ちからぶっつけの臨戦。3月上旬に帰厩以来、ここ目標に入念な調整が続いている。13日は美浦ポリトラックコースで僚馬コハクジョー(古馬1000万下)を追走、一杯に追われる相手を尻目に脚色で圧倒し2馬身先着した。「ゴーサインを出してらの反応が抜群。精神面も大人びてきて、心身ともに成長したね」とは、手綱を取った田中勝騎手。 ベルシャザール 前走時は大幅な馬体減で出走だったが、細くは見えずむしろムダ肉がとれて馬体が本格化してきた印象があった。前走後は坂路で入念に調整されており、徐々に状態を上げてきている。13日は栗東坂路で安藤勝騎手が跨り、オープン馬モンテクリスエスと併せ馬。3馬身ほど先に行った相手を捉えきれずクビ差遅れての入線となったが、自身も渋太い伸びを見せており気配の良さは見て取れた。「ちょっと重いが1週前ならこんなもの。息遣いは前走時より良くなっている」と、安藤勝騎手。今週ビッシリやれば態勢は整ってきそう。 リベルタス 前走スプリングSは久々だったことに加えて、コズミ気味だったこともあり13着という大敗を喫してしまった。ただ、そこまでの戦歴からは見限れない存在だ。ひと叩きされて、動きに機敏さは出ておりコズミは軽くなってきたよう。13日は福永騎手を背に栗東ウッドで併せ馬。先行2頭の間に割って入ると、余裕の手応えのままクビ差先着を果たしてみせた。確実に上向いている。 ※関連リンク ★がんばろう日本! ?応援メッセージ募金?にご協力お願いします ☆【弥生賞】サダムパテックが大激戦を制す ★【スプリングS】オルフェーヴルが重賞初制覇 ☆【共同通信杯】ナカヤマナイトが最内から伸びて重賞初制覇! ★【きさらぎ賞】トーセンラーが堂々クラシックへ名乗り!! ☆水・木は皐月賞出走全馬の追い切りをジャッジ! 「レース情報」は必見