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【青葉賞】有力馬1週前追い切りレポート
今年で18回目を迎えるダービートライアル・青葉賞(GII、芝2400m)。2着までにダービーへの優先出走権が与えられるが、本番と同じ条件で行われるため、シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、アドマイヤメインなど、ここを勝ってダービーで好走した例も多い。出走を予定している有力馬たちの1週前追い切りの模様を詳細レポート! ショウナンパルフェ 休み明けで挑んだスプリングSは6着と、皐月賞への権利は逃してしまう。しかし、すぐに切り替えられ青葉賞へ向け入念な乗り込みが重ねられてきた。20日には美浦の南ウッドで5F69秒7-1F12秒9(馬なり)を計時。タイセイワイルド(古馬1600万)との併せ馬だったが、直線では僚馬を一蹴する抜群の切れ味を披露した。キビキビと活気に溢れた動きを見せ体調の良さが目立つが、兄ショウナンアルバ、姉ショウナンタレントといった血統背景から、2400mへの距離延長がカギか。 カーマイン 前走は2400m戦で目の覚めるような末脚を発揮。ヴァーミリアンの半弟いうこともあり、芝へ行くかダートへ行くかの試行錯誤が続いたが、ようやく芝の中長距離に適性を見出した印象だ。20日には栗東Cウッドで追い切られ6F83秒6-1F13秒5(馬なり)という時計。併せた全兄ソリタリーキングに、クビ差の先着を果たした。筋肉のハリなども良くなり、馬体にもボリューム感が出てきている。トビが大きいため、広い東京コースも向きそうだ。 ギュスターヴクライ 距離的に最も適性が高そうなのが、この馬。挙げた全2勝は京都の2200mと東京の2400m。弥生賞は6着に敗れたが、距離不足に加え、器用さに欠けるタイプで中山コースは向かなかったか。レース間隔こそ開いたが、この中間はジックリと乗り込みを消化してきた。20日には栗東の坂路で4F52秒3-1F12秒7(一杯)という時計をマーク。ひと回り馬体も大きくなり、動きにも力強さが増した印象。得意の広いコースで巻き返し必至だ。 ショウナンマイティ 弥生賞で惜しくも4着に敗れ、皐月賞への優先出走権を逃してしまった。それでも20日には皐月賞への出走が微妙ななか目一杯に追われ、栗東のCウッドで6F84秒4-1F12秒0(一杯)をマーク。ケイ古は常に動くタイプだが、エドノヤマト(古馬1000万)を1秒以上追走しながら同入を果たす。追い切った後も落ち着きがあり、ここ数走より明らかに上向いてる印象だ。 トーセンレーヴ 姉にブエナビスタを持つ良血馬だが、2連勝で臨んだ毎日杯は3着。皐月賞を諦め、ここを目標にシッカリと鍛えられてきた。デビュー当初は緩かった馬体にも、実が入ってきた印象だ。21日には栗東坂路で追われ、4F52秒8-1F12秒7(一杯)をマーク。天皇賞を予定しているフォゲッタブル(現時点では除外対象)と併せ、相手は馬なりだったものの大きく先着を果たした。ただ気性が勝っており、テンションが上がり気味な点は気掛かり。初めての長距離輸送を克服できるかがカギになるだろう。 リフトザウイングス 3番人気に推されたスプリングSは、休み明けだったとはいえ15着と不可解な敗戦。大型馬だけに叩き2戦目での変わり身に期待したいところだ。20日には栗東坂路でツルマルスピリット(古馬1000万)との併せ馬。追走しながらクビ差の先着を果たし、時計も4F52秒7-1F13秒4(馬なり)と及第点だ。まだ休養前に比べると物足りなさを感じるが、もう1本追えば態勢は整いそう。ハーツクライ産駒だけに、距離延長も歓迎のクチだろう。 なお弥生賞で2番人気に推されていたターゲットマシンは、プリンシパルS、もしくはNHKマイルCとの三択。青葉賞に出走してくるようなら当然、デビュー2連勝の内容からも注目の1頭だ。 ※関連リンク ★東北地方太平洋沖地震・応援メッセージ募金 ★【皐月賞】オルフェーヴルが3馬身差の圧勝! 1冠目を手中に!! ★【青葉賞】出走全馬の追い切り情報を水・木に配信! ★【青葉賞】出走各馬の「指数X」は枠順確定後に無料公開!