おしらせ
【日曜新潟11R/谷川岳S】重賞ウィナー・リディル復活なるか
古馬オープン馬15頭が集まった谷川岳S。オープン特別とはいえ、今年に入ってから勝ち星を挙げている馬は、2月に準オープンを勝利したスズジュピターのみ。近走不振馬が多く、結果を予測しづらい、難解な一戦となりそうだ。 注目は、09年デイリー杯2歳Sの覇者・リディルだ。「強い」と言われている現4歳世代の中で、一時は主役級にまで上り詰めた馬。重賞制覇後に左第一趾骨複骨折を発症してしまい、1年以上を棒に振る形となってしまったが、復帰後にいきなりオープン特別で連続2着するなど、力は健在。栗東・坂路での最終追い切りも、時計の掛かる馬場状態の中で4F53秒1(強め)をマークしたように態勢は整っており、不振馬が揃ったオープン特別で56キロなら、圧勝があっても不思議ではなさそうだ。 同じく4歳世代のヒットジャポットも、本格化の兆しを見せている。脚部不安のため、この馬も1年近く実戦から遠ざかったが、復帰2戦目から1000万下、準オープンと連勝。オープンに昇級してからも4.2着と惜しい競馬が続いており、栗東・Bコースでの最終追い切りも6F80秒8(強め)を楽な手応えでマークしたように、好調を持続している。堅実な末脚を武器に結果を残してきているだけに、初となる新潟の外回りコースもプラスに働きそうで、初オープン勝ちに手が届く可能性も十分ある。 冒頭に書いたように、今年に入ってからメンバー中唯一勝ち星を挙げているのがスズジュピターだ。2歳時にはデビュー2連勝でオープン特別を制し、朝日杯FSでは1番人気になったほどの実力馬。その後は自己条件でも苦戦が続いていたが、2走前に1年4カ月ぶりの勝利を挙げ、ダービー卿チャレンジTでも10着とはいえ勝ち馬と0秒4差に善戦している。オープン勝ちを飾っている新潟コースで、一発大駆けの可能性を秘めているといえそうだ。 重賞の小倉大賞典、ダービー卿チャレンジTで連続4着に善戦しているスマートステージも、オープン特別ならさらに上の着順も狙えそう。この中間は目立って速い時計は出していないが、これはいつものこの馬のパターンで、何の問題もない。前走もメンバー中上がり最速となる3F33秒2をマークしており、新潟の外回りコースで、鋭い決め手がさらに活きてきそうだ。 そしてもう一頭、スピリタスも挙げておきたい。昨春に東京のマイル戦で1分31秒7の好タイムをマークし、今回と同舞台の重賞・関屋記念では1番人気に支持されたほどのマイル巧者だ。4カ月ぶりの実戦復帰となったダービー卿チャレンジTをひと叩きされ、状態は上向いている。オープンクラスで掲示板に載った経験はないが、8着に敗れた前走も勝ち馬からは0秒3しか離されておらず、展開ひとつで上位進出のシーンを見ることができるかもしれない。 ※関連リンク ★?がんばろう日本! メッセージ募金?にご協力お願いします ★リディルが鋭い差し脚を見せて勝利!/デイリー杯2歳S ★デイリー杯2歳S勝ち・リディルが骨折