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【天皇賞・春】キッツ vs グローリーの豪華併せ馬が実現!軍配は??
トゥザグローリー 栗東 CW 稍重 G前追う 82.8-67.1-52.7-38.4-12.2 マイネルキッツ 栗東 CW 稍重 一杯 83.1-67.7-52.9-38.9-12.2 京都記念、日経賞と強豪揃ったGIIを連勝中。目下最高潮の勢いで古馬の頂点獲りを目座す4歳馬トゥザグローリー。一昨年の覇者で昨年は0秒1差の2着と、このレースでの実績はナンバーワンと言っていい8歳馬マイネルキッツ。27日、天皇賞・春に出走するこの2頭が栗東ウッドコースで豪華併せ馬を行った。果たして決着は?? 長期休み明けで万全の状態ではなかったものの、前走日経賞では4着とまずまずの走りを見せたマイネルキッツ。ひと叩きされて気配は順当に良化しており、美浦での順調な乗り込みを経て21日に栗東へ移動済みだ。そして迎えた本日の最終追い切り。キッツを管理する国枝師の依頼にトゥザグローリーの池江師が応える形で、実力馬どうしの併せ馬が実現したのだ。トゥザグローリーも日経賞快勝後、緩めることなく乗り込まれており心身ともに状態はピーク。本番前の力試しにはまたとない相手が登場した格好だ。 池江厩舎の準オープン馬ロリンザーユーザーを先頭にし、マイネルキッツ、そしてトゥザグローリーという隊列でスパーリング開始。序盤はゆったりとしたペースで流れ、3コーナー過ぎから徐々にペースが上がる。4コーナーでトゥザグローリーがインに潜り込むと、直線で先頭に。しかしキッツも渋太く食い下がりグローリーの抜け出しを許さない。一進一退の追い比べとなったが、結局グローリーが最先着、クビ差遅れてキッツが入線、そこから更にアタマ差でロリンザーが入線という結果になった。軍配はトゥザグローリーに挙がったが、キッツの粘りも上々のもの。本番での再激突が否が応でも楽しみになる、そんな最終リハだった。 トゥザグローリーのケイ古を見守った池江師は「天皇賞馬に先着したね。動きには満足しています。距離適性は中距離寄りだとは思うが、長丁場のレースは能力プラス調教師、ジョッキー、スタッフの技術が試される一戦。長めから乗り込んでタメることを教えてきたし、状態もいい。いい結果を」と、未知の距離で行われるレースに“厩舎力”で挑む構えを披露。またトゥザグローリーの手綱を取った福永騎手(本番は四位騎手が騎乗)が「最後だけビシッと追う、という指示どおりに。突き放せなかったけど、いい動きでした。高いレベルで好調を保っていますね」と、状態面の良さに胸を張る。いっぽうマイネルキッツを管理する国枝師は「そんなにケイ古駆けしない馬だしね」と、遅れに関しては問題ないといった表情。続けて「動きは良かったし、調整は順調。去年と同じぐらいの状態で出せそうだよ」との意気込みを披露していた。 若さと勢いのトゥザグローリーか、このレースで屈指の実績を誇るマイネルキッツか? この日の併せ馬の再現とばかりに、本番のゴール前でもこの2頭の一騎撃ちというシーンがあってもいい。 ※関連リンク ★【日経賞】トゥザグローリーが2馬身1/2差を付け完勝!! マイネルキッツは4着 ★【天皇賞・春】(2009年)マイネルキッツが大波乱を演出!!/ ★がんばろう日本!競馬で被災地に力を!?東北地方太平洋沖地震応援メッセージ募金?にご協力お願いします