【NHKマイルC】コティリオン陣営「内々で前に壁を作りたい」

栗東 坂路 良 強め 52.3-38.3-25.2-12.6 　昨年のNHKマイルC覇者ダノンシャンティをはじめ、ディープスカイ、キングカメハメハ、クロフネなど、同レースと相性がいいのが毎日杯好走馬。今年の勝者レッドデイヴィスはセン馬のため3歳GIへの出走資格がないが、2着のコティリオンが“毎日杯組"として意地を見せられるか。春の大目標と位置付けるダービーに出走するためにも、大事な一戦となる。 　前走・毎日杯は後方待機から馬群を割って鋭く伸び、勝ったレッドデイヴィスとはクビ差の2着。そのレッドデイヴィスは毎日杯前のシンザン記念で、後の桜花賞馬マルセリーナと皐月賞馬オルフェーヴルを下している。コティリオンにとっても価値のある“クビ差”だったといえよう。 　この中間は坂路で意欲的に追われ、金曜日の1週前追いでは4F52秒7-1F13秒2(一杯)とまずまずの時計をマーク。ムダ肉のない好馬体で毛ヅヤも良化傾向だ。最終追いは前走からコンビを組む小牧騎手を背に、坂路へ登場。馬場の真ん中を真っ直ぐ駆け上がり、折り合いもスムーズに別掲の好時計をマークした。皐月賞には賞金面で出走が叶わなかったが、すぐに目標を切り替えここまで順調だ。 　橋口師は「思ったより速い時計が出ましたが、状態の良さの表れでしょう。順調にここまで来ていますから、実力を発揮できればチャンスがあるはず」とデキの良さを強調。小牧騎手も「状態は良さそうです」と、仕上がりには満足げだ。 　気になったのはふたりが共に、枠順について口にした点。橋口師が「外枠からだと、ペースが落ちた時に行ってしまう心配がある」と語れば、小牧騎手も「マイルも左回りも良さそうだけど、できれば内めの枠に入れたらいいですね」と、内枠を希望していた。折り合い面での課題が残る現状だけに、内々で前に壁を作って運ぶことができれば、持てる素質全開ということだろう。 ※関連リンク ★【毎日杯】レッドデイヴィスが内から抜け出して重賞連勝!! ★【NHKマイルC】のデータ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」は必見! ★【NHKマイルC】出走馬の能力値は?「指数X」は枠順確定後に無料公開!