おしらせ
【土曜京都10R/白百合S】センス高い走りが光るサウンドバスターに注目
イコピコやワイルドラズベリーなど後に重賞戦線で活躍する若駒を輩出してきた出世レース・白百合S(3歳オープン、芝1800m)が明日土曜日、京都10Rとして行われる。 昇級初戦だった前走の京都新聞杯で勝ち馬クレスコグランドにタイム差なしの3着と好走したサウンドバスターにまずは注目したい。その前走は道中インでじっと待機。勝負どころでやや窮屈になる場面もあったが、それでも追い出されるとメンバー2位の上がり脚を駆使して争覇圏に食い込むという高いセンスを感じさせる内容が光り、ここでも当然勝ち負け。ひと息入ったレースを叩かれた反動は少なく、栗東ポリトラックでの最終追いでは6F64秒5-1F12秒4(一杯)と豪快に伸びた。高いレベルで好調を維持できていると見ていい。 クラシック本番には進出ならなかったが弥生賞、青葉賞で差のない競馬をこなしてきたギュスターヴクライも中心視されていい1頭。最終追いでは今回初コンビを組む蛯名騎手が跨って併せ馬。栗東坂路で3歳未勝利を追走し、脚色にお釣りを残しながら2馬身突き放してみせるなど、前走から更に気配を上げている様子だ。過去2勝は芝2200m、芝2400mでのものでここはやや距離不足な感もあるが「確かに長い距離がいいタイプだが、中山の2000m(弥生賞で0秒1差6着)よりは外回りの京都1800mの方が競馬はしやすい」と、陣営は意に介していない様子。このメンバー構成ならあっさりまであっても。 およそ5カ月ぶりの一戦だったGI・NHKマイルCで0秒5差の6着に食い込んだマイネルラクリマが順当に上昇している。前走では久々だったこともあり仕掛けられての反応はさすがに鈍かったが、それでもギアが入ってからの伸びは秀逸なものがあった。22日、美浦ウッドコースでの追い切りでは脚色圧倒で併走馬を5馬身突き放しており、叩かれての上積みはかなりのものがありそう。好勝負必至。 昇級、そして初芝の一戦だった前走プリンシパルSで5着に健闘したムスカテールも上位争いに加わってきそう。その前走は出遅れた上にペースもスロー。最後方から大外を廻りながらも良く追い込んでおり、芝適性の高さを大いに示した。25日、栗東ポリでの追い切りでは前走からコンビを組むピンナ騎手が跨り、一杯に追われるグリッターウイング(古馬オープン)をアオってみせる抜群の内容を披露。前走からの前進がありそうなデキにある。 オープン昇級後は人気を裏切り続けてきているが、ハマった際の爆発力は重賞級のものを感じさせるラトルスネークにも当然注意は必要だろう。目標にしていたNHKマイルCは除外となったが、その分乗り込みは積めており上々の気配を見せている。25日の追い切りではウィリアムズ騎手が手綱をとって栗東坂路で追われたが、序盤はしっかり我慢させ余力十分のままラストで伸びるメリハリのある内容を披露。課題の折り合い面に進境が見られたのは好材料だろう。この距離を克服するようなら今後の選択肢が増える。 ★東北地方太平洋沖地震・応援メッセージ募金 ★【フリージア賞】サウンドバスターが叩き合い制す!!
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