おしらせ
【日本ダービー】お釣りを残さない究極の仕上がり オルフェーヴル
栗東 坂路 重 強め 52.3-37.7-24.7-12.5 オルフェーヴルの前走は牡馬クラシック第1弾の皐月賞。戦前は単勝10.8倍の4番人気という評価であったが、蓋を開けてみると2着のサダムパテック(1番人気)に3馬身差をつける堂々の勝利。レース内容も秀逸で、兄ドリームジャーニーを髣髴とさせるような豪脚で他馬をまとめて交わし去り、上がり3Fはメンバー最速の34秒2をマークした。この勝利で第71代皐月賞馬の座に輝いたオルフェーヴル。現3歳世代で3冠の資格があるのはこの馬だけだ。 前走後は放牧には出さず厩舎でジックリと調整。18日に行われた1週前追い切りは、池添騎手が跨り栗東の坂路をヘヴンリーブリス(3歳未勝利)と併せて登坂した。軽快なフットワークで、4F51秒7-1F12秒4(強め)の時計を楽々と計時。4馬身ほど追走したのにも関わらず、最後は3馬身ほどパートナーを千切ってゴールした。絶好の動きで好調をアピールし、デキは上昇カーブを描いていると言えそうだ。 そして迎えた25日。注目の最終追い切りは、先週と同じく坂路で攻められた。この日も池添騎手を背に、厩舎の先輩フォゲッタブルを4馬身ほど追走する形からスタートすると、ジワリジワリと差を縮める。残り3F付近に差し掛かると、鞍上のゴーサインに応えるようにギアを上げて一気にスピードアップ。全身を使ったダイナミックなフォームで鋭く伸びて僚馬をアッと言う間に交わすと、さらにそこから2馬身ほど突き放してフィニッシュした。一杯に追われるパートナーを尻目に、やればいくらでも伸びそうな雰囲気。究極の仕上がりでレースへ臨めそうだ。 手綱を取った主戦の池添騎手は「春はここが最後なので、お釣りを残さずシッカリと追いました。皐月賞もデキは良かったですが、2週続けてケイ古をつけた感じでは前回よりもさらに良くなっていますね」とデキに100点満点を与える。「(皐月賞と比べて)距離が2F伸びるので折り合いが重要。馬の力を信じて、落ち着いて乗りたいです」と心のうちを話してくれた。 これまでに、皐月賞→ダービーと春2冠を達成したのは長い歴史の中で21頭おり、このオルフェーヴルにもその資格は十分。06年のメイショウサムソン以来、5年ぶりの牡馬クラシック2冠馬誕生へ??。態勢は整ったと言えそうだ。 ★【皐月賞】オルフェーヴルが3馬身差の圧勝! 1冠目を手中に!! ★【スプリングS】オルフェーヴルが重賞初制覇!! ★重賞のデータ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」は必見! ★気になるあの馬の能力値は?「指数X」は枠順確定後に無料公開! ★東北地方太平洋沖地震・応援メッセージ募金
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