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【安田記念】有力馬1週前追いレポート
今年で61回目を迎える安田記念(GI、芝1600m)。東京競馬場での5週連続GIシリーズのラストを飾る一戦であり、アジアマイルチャレンジの最終戦でもある。出走を予定している有力馬たちの1週前追い切りの模様を詳細レポート! アパパネ 前走(ヴィクトリアマイル)であのブエナビスタの猛追をクビ差しのいでの勝利。中2週のローテを考慮して1週前は速い時計を出していないが、非常にいい雰囲気を保っている。この日曜日には美浦の坂路で4F55秒2-1F13秒1(馬なり)を楽々とマークしており、とくに不安要素も見当たらない。今の雰囲気なら一線級の牡馬たちとも互角以上の戦いができそうだ。 ダノンヨーヨー 2ヵ月半の休み明けで臨んだ前走(マイラーズC)は、スローな展開に人気どころが泣かされる中、終いしっかり伸びて3着に入線。その後、中間はプール調整を挟んで5月5日から坂路で入念に乗り込まれている。1週前の時計は栗東坂路で4F51秒5-1F13秒4(一杯)だが、攻め駆けする馬に少し遅れてしまった。馬は元気いっぱいだが、少し体格が立派に映る。直前の調教で絞れれば態勢も整いそうである。 スマイルジャック 昨年の安田記念3着馬。前走(マイラーズC)は後方で脚をタメて上がり33秒0の末脚で追い込んだが、展開が向かなかった。中間は美浦のウッドコースで入念に乗り込まれている。25日の1週前追いもウッドコースで長めに追われて6F83秒7-4F52秒3-1F12秒7(一杯)の時計で併走馬にクビ差先着。ただ稍重の馬場を差し引いても、終いがひと息でやや物足りない印象。最終追い切りの動きで状態を確認したい。 エーシンフォワード 昨年のマイルCS優勝馬。前走(京王杯SC)は59キロの斤量と外枠が影響したのか、終いの末脚が今ひとつだった。中2週の間隔なのでこの中間は速い時計を出しておらず、軽めの運動に留めているがまずまずの気配。ハードな日程だった昨年と比べて余裕のある今回は、前走がいい叩き台になった模様だ。状態は上向きとみていい。 ショウワモダン 昨年の勝ち馬が連覇に挑む。前走(京王杯SC)は道中かかってしまったのが敗因。中2週のローテだが、25日には杉浦師自らがまたがって1週前追い切りを敢行。美浦の北Cコースで併走馬を追いかけて、5F65秒3-4F50秒4-1F12秒4(馬なり)を楽々マークし追いついた。近走は結果が出ていないものの、余裕のある動きで伸び脚も力強くデキ落ちは見られない。 ジョーカプチーノ 前走(京王杯SC)は自分の競馬をしたがシルポートを差せず3着。この中間は入念なプール調整を取り入れ、26日には福永騎手を背に栗東坂路で4F52秒9-1F13秒2(一杯)をマークした。走り方に力みがなく、伸びのあるフットワークが好印象。馬体の張りも良くなっていて、叩いた効果が見込める。 シルポート 前走(京王杯SC)はこの馬らしいマイペースの逃げで2着。勝ち馬には差されたが本番へのいいシミュレーションになったレースだった。この中間は軽めの運動で息を整える程度。速い時計は出していないが、引き続きいい状態をキープできている。 ストロングリターン 前走(京王杯SC)は中団でじっくり脚をタメて逃げる2頭を差し切った。目下2連勝中の上がり馬だ。中間は軽めの調整で英気を養った。1週前には速い時計を出していないが、29日に美浦の南ウッドコースで5F69秒3-3F39秒7-1F13秒6(馬なり)の時計を出した。降雨による不良馬場を考慮すればまずまずのタイム。活発かつ軽快な動きで好調そのものである。 ライブコンサート 2年前の安田記念で5着に入線した馬。前走(マイラーズC)の10着大敗は展開が向かなかっただけで、デキ落ちではないという。その証拠にこの中間は栗東のポリトラックとウッドコースを交えて入念に乗り込まれている。25日の1週前追い切りでは雨で重くなったCウッドコースで僚馬と併せ馬。6F81秒0-4F50秒3-3F37秒7-1F12秒3(一杯)の好時計をマークして僚馬に先着した。絶好調。 リアルインパクト NHKマイルCでは直線で馬群を割って3着に食い込んだ。前走後は疲れをとることに専念し、22日に美浦で坂路2本。速い時計は26日に美浦南ウッドコースで計時した。格下の僚馬に先行して5F68秒8-4F53秒0-3F38秒5-1F13秒0(馬なり)をマークし、そのまま先着。状態・雰囲気ともに良好といえる。 リディル 前走(谷川岳S)は好位で折り合って終い抜け出す競馬で勝利。2歳時に骨折で長期休養を余儀なくされた素質馬のGI初挑戦となる。この中間は馬体減りに注意を払いながら調整されているが、25日には1週前追い切りを実施。栗東坂路で4F53秒5-1F12秒7(一杯)とまずまずの時計を出している。馬格はないが数字ほど細く見せないタイプで、馬の気配は良好。順調な調整ができている。 リーチザクラウン 前走(都大路S)は3角でつまづき、4角でトモを滑らせてしまったのが敗因。幸い故障ではなく、レース後は翌週から順調に調教を開始している。25日の1週前追い切りでは栗東坂路で4F52秒3-1F13秒2(一杯)をマーク。雨で時計のかかる馬場状態だったことを踏まえれば、上々のタイムといえるだろう。調教の動きは相変わらず良く、毛ヅヤもピカピカ。デキ落ちの心配はない。 ★【ヴィクトリアM】アパパネがブエナビスタをクビ差凌ぎGI5勝目! ★水・木は【安田記念】出走全馬の追い切りを「レース情報」に掲載! ★【安田記念】出走各馬の「指数X」は枠順確定後に無料公開! ★【安田記念】の渾身予想必見!! プロの勝負馬券で10人の予想家の印をチェックしよう! ★【安田記念】ショウワモダンが3連勝で混戦を制す ★【安田記念】16人の記者予想と印・買い目まですべて必見!! UMAJINグランプリは見逃せない!!
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