おしらせ
【日本ダービー】不良馬場も関係なし! オルフェーヴルが2冠達成
29日、東京競馬場で行われた日本ダービー(GI、芝2400m)は、単勝3.0倍の1番人気オルフェーヴル(牡3、栗東・池江)が後方待機から直線で鮮やかに抜け出し、ウインバリアシオン(牡3、栗東・松永昌)の追撃も振り切った。勝ち時計は2分30秒5。 レースは内枠から好スタートのオールアズワン(牡3、栗東・領家)が果敢にハナを切り、これにノーザンリバー(牡3、栗東・浅見)、ショウナンパルフェ(牡3、美浦・二ノ宮)、ユニバーサルバンク(牡3、栗東・松田博)らが続く。先頭から最後方まで20馬身以上も開くタテ長の展開になったが、オルフェーヴルと池添騎手は後ろから5頭目の位置でジックリと折り合った。 1000m通過は1分2秒4と、この日の馬場を考えれば速い流れ。それでもオールアズワンは依然としてペースを緩めることなく、2番手以下を5馬身ほど離して逃げた。そして、レースが動いたのは3コーナー過ぎの残り800m地点。外から2番人気のサダムパテック(牡3、栗東・西園)が徐々に前との差を詰めに動くと、それに反応してナカヤマナイトとオルフェーヴルも一緒に前に進出。4コーナーで大外に持ち出すと有力3騎が一気に仕掛けた。 しかし、最後の直線に向いたところでオルフェーヴルは、ナカヤマナイトに内へ押し込められ前が壁になって動けない状態。万事休すかと思われたが、残り300mで先に仕掛けて一杯になったサダムパテックとナカヤマナイトの間にスペースができると、躊躇することなくそこを突き、皐月賞を彷彿とさせるような鋭い末脚で一気に抜け出した。最後は大外から追い込んできたウインバリアシオンに迫られるも、競りかけられてからもうひと伸び。悪天候による不良馬場、4コーナーでの接触と非常にタフなレースだったが、それをものともせず堂々と、最初に栄光のゴール板を通過した。 ダービージョッキーの仲間入りをした池添騎手は「(この嬉しさは)言葉にならない。この雨も僕とオルフェーヴルに与えられた最後の試練だと思い、開き直ってレースに挑みました。本当に素晴らしい馬で凄い根性の持ち主。もちろん3冠は意識しているが、とにかく今は無事に夏を越してほしいと思っている。これからは僕もダービージョッキーの名に恥じないように頑張っていきたい」と喜びの声を語った。 1馬身3/4差の2着に10番人気のウインバリアシオン、そこから大きく離れた7馬身差の3着に8番人気のベルシャザール(牡3、栗東・松田国)が入線し、配当は単勝300円、馬連3380円、馬単4540円、3連複22950円、3連単100300円。勝ったオルフェーヴルは父ステイゴールド、母オリエンタルアートという血統で、皐月賞に続きこの日本ダービーも制し、08年に生を受けた競走馬7458頭の頂点に立った。 ※詳しいレース結果はコチラ ★東北地方太平洋沖地震・応援メッセージ募金 ★【皐月賞】オルフェーヴルが3馬身差の圧勝! 1冠目を手中に! ★【スプリングS】オルフェーヴルが重賞初制覇 ★【本音マル秘報告】覆面TMが「オルフェーヴルが二冠達成だ」と自信のコメント!
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