【安田記念】西園厩舎大将格・エーシンフォワードが復権を誓う

栗東　坂路　稍重　G前追う 53.2-38.8-25.0-12.3 　西園厩舎3頭出しの中で唯一のGI馬エーシンフォワードが復権を誓う。昨年のマイルCSを13番人気で制して一躍GI馬の仲間入りを果たしたが、今年に入ってからは苦戦が続く。2011年初戦の高松宮記念では約3カ月半ぶりの休み明けに加え、道中の不利が響いて9着に敗れると、叩き2戦目となった前走の京王杯SCでは8着に敗退。巻き返しを期しての出走だったが、メンバー最重量である59キロを背負っていてはさすがに厳しかったか。だが、「レース内容は悪くなかった」(西園師)と振り返るように、敗戦にも陣営に悲観の色は見られない。 　この中間は軽めの運動に終始。そして迎えた本日(1日)の最終追い切りは栗東の坂路で行われた。テンは15秒の楽なラップを刻んでスタートすると、徐々にギアを上げて力強く駆け上がる。終盤に差し掛かかったあたりで騎乗した岩田騎手からゲキが送られると、それに応えるように鋭伸。最後は12秒7-12秒3となかなかのタイムにまとめてフィニッシュした。仕掛けられてからの反応は素晴らしく、馬体・気配ともに昨年の良いころに戻った印象。ここに来てついに、本来の姿に戻ったと言えそうだ。 　ケイ古を見守った西園師は「上がり重点のメニューだったが、時計がかかる中このタイムなら上出来。動きは上々だったね」とデキの良さを強調。続けて「あとは自分の競馬ができるかどうか。使った上積みに期待したい」と話し、指揮官は秋春マイル王の資格あり、と静かに闘志を燃やしていた。 　過去10年、前年のマイルCSを制し、この安田記念に出走した馬は4頭のみ。07年にダイワメジャーが制した例があるものの、残りの3頭は人気を下回り二桁着順(11着、18着、13着)と意外に振るわない。この不利なデータを跳ね除け、2つ目のビッグタイトルを手の中に収めることができるか!? 昨年のマイル王に注目が集まる。 ★【マイルCS】エーシンフォワードが大混戦を抜け出してレコード勝ち!! ★【安田記念】のデータ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」は必見! ★【安田記念】出走馬の能力値は?「指数X」は枠順確定後に無料公開! ★がんばろう日本! 競馬で被災地に力を! ?応援メッセージ募金? ★'10マイルCS記念優勝キャップを岩田騎手サイン入りでプレゼント!! 締め切りは5日まで

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