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【安田記念】軽量活かし3歳馬リアルインパクトが載冠

軽量活かし3歳馬リアルインパクトが安田記念を制す

 5日、香港馬2頭を迎えて東京競馬場で行われた第61回安田記念(GI、芝1600m)は、出走馬中唯一の3歳馬で、9番人気の伏兵リアルインパクト(牡3、美浦・堀)が、好位追走から直線坂上で抜け出すと、最後は追いすがる同厩のストロングリターン(牡5、美浦・堀)の追撃をクビ差振り切り優勝。1勝馬リアルインパクトが新馬戦以来に挙げた2勝目が、なんと古馬混合GIの安田記念ということになった。勝ち時計は1分32秒0。  1番人気は紅一点アパパネ(牝4、美浦・国枝)。今日はプラス8キロでの出走だったが、太め感はなく仕上がりは良好に思えた。しかし、ゲートの裏でいつも以上に嫌気を出し、尻っぱねをして蛯名騎手を手こずらせる。蛯名騎手がアパパネの尻尾を掴みようやくゲートインしたが、府中の観衆の間には不穏な空気が立ち込めていた。  先入れのアパパネ以外はスムーズにゲート入りし、いよいよスタート。しかし2番人気ダノンヨーヨー(牡5、栗東・音無)がゲートで遅れてしまう。またしても昨秋のマイルCS(1番人気2着)同様、後方からの競馬を強いられてしまった。  対称的に好スタートを切ったのはシルポート(牡6、栗東・西園)、ジョーカプチーノ(牡5、栗東・中竹)、クレバートウショウ(牡5、栗東・崎山)、そしてリアルインパクトといった先行勢。シルポートがハナを切り前半600mは33秒9、淡々としたペースでレースは流れた。アパパネは中団、ストロングリターン、スマイルジャック>(牡6、美浦・小桧山)らは後方で脚を貯めている。  直線を向くとリアルインパクトが、54キロの軽量を活かして一気に加速。先週の目黒記念を制した横山典騎手が「51キロで、直線を向いてからの加速が違った」と語っていたが、リアルインパクトの鞍上・戸崎騎手も同じような戦法をとり早めに先頭に並びかけようと目論む。  内でシルポート、クレバートウショウ、ジョーカプチーノも粘り、外からアパパネ、さらに間を割ってストロングリターンが伸びてくる。しかし、残り200mでアパパネの脚色が鈍り脱落。逃げたシルポートも苦しくなってきた。変わって大外から追い込んできたのが、スマイルジャックだ。  残り100m。リアルインパクトの脚色は全く衰えない。外から迫ったのはストロングリターン、完全に同厩2頭の一騎打ちだ。大外からスマイルジャックが懸命に脚を伸ばすが、前2頭には届きそうもない。  残り50m。石橋脩騎手の叱咤に応えてストロングリターンが差を詰めたものの、クビ差及ばずリアルインパクトが載冠。ストロングリターンから半馬身差の3着にスマイルジャック、以下クレバートウショウ、ジョーカプチーノと続き、アパパネはその次の6着に敗れた。ヴィクトリアMでブエナビスタを退けた女王が、デビュー以来初めて掲示板を外したこととなる。  配当は単勝2,930円、馬連12,270円、馬単25,810円、3連複44,090円、3連単335,600円。勝ったリアルインパクトは父ディープインパクト、母トキオリアリティー(母の父Meadowlake)という血統で、半兄に07年オーシャンSなどを制したアイルラヴァゲインがいる。安田記念の3歳馬制覇はGIに昇格し3歳馬の出走が可能となってからは初めて。また大井所属の戸崎圭太騎手にとっても嬉しい中央GI初制覇となった。 ※詳しいレース結果はコチラ【かしわ記念(船橋)】地元フリオーソがJRA勢振り切り勝利!【メイクデビュー東京】直線で弾けたリアルインパクトが3馬身差の快勝!【UMAJINグランプリ】◎スマイルジャックのサンスポ・野下が8万3800P獲得!東北地方太平洋沖地震・応援メッセージ募金
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