【マーメイドS】有力馬1週前追いレポート

　牝馬によって争われるハンデ重賞・第16回マーメイドS(GIII、芝2000m)が今週末日曜日、阪神競馬場で開催される。この一戦に出走を予定している有力馬たちの1週前追い切りの模様を詳細レポート! プロヴィナージュ 昨年の朝日チャレンジCや京都大賞典で牡馬相手に好走しており、力量はこのメンバーに入れば確実に上位だ。前走後は放牧に出されリフレッシュ。5月中旬にいったん美浦に戻り、その後このレースを目標に5月末栗東に入厩している。8日は角居厩舎のレコメンド（古馬500万下）を追走、ラストの追い比べをきっちり制し2馬身の先着を果たした。12日の日曜追いでもウッドコースで鋭い伸びを披露しており、確実に態勢は整いつつある。ひと息入ったが美浦、栗東を通じての乗り込みは入念で、いきなり力を発揮していいデキだ。 フミノイマージン 格上挑戦だった4月の中山牝馬Sで2着、続く福島牝馬Sで重賞初制覇と、ここへ来ての充実ぶりは目覚しい。強豪牡馬相手の別定戦だった前走金鯱賞で6着と健闘、ダメージからの回復は早く中間の調整は順調だ。8日は栗東ウッドコースで併せ馬となったが、一杯に追われた相手を尻目に余裕の脚色で同入。体全体を使い切るダイナミックなフォームが印象的だった。前走を使われ、更に状態はアップしている。 セラフィックロンプ 08年、10年と愛知杯を2勝。昨年このレースでも2着しており、ここに入れば上位争いがあっていい。前走後はいったん放牧に出され、5月下旬に美浦へ帰厩。9日はウッドで長めから追われたが、ラストも失速することもなくスピード感のある伸び脚を披露。ここへ来て重苦しさがなくなり、活気が出てきた。あとひと追いでしっかり仕上がってきそう。 ブロードストリート 近走奮わないがローズS勝ち、秋華賞2着と実績は十分。得意の距離に戻っての巻き返しは考えておきたい。前走ヴィクトリアMの反動は少なく、乗り込み再開後の動きは軽快そのものだ。9日は栗東坂路で3歳未勝利馬相手に、楽な脚色のまま同入を果たした。フットワークに柔軟さがあり、イラついたようなところもない。心身両面でいい状態にある。 アスカトップレディ 牝馬限定戦ながら条件戦を2連勝。勢いに乗って重賞でも好走を狙う。8日は栗東坂路で単走、十分仕上がっているため馬なり調整となったが4F53秒4-1F13秒1をマークした。動きは軽快。休みなく走っているが疲れた様子はなく、一連の好調は維持できていると見ていいだろう。 ★東北地方太平洋沖地震・応援メッセージ募金 ★水・木は【マーメイドS】出走全馬の追い切りを「レース情報」に掲載! ★【マーメイドS】出走各馬の「指数X」は枠順確定後に無料公開!

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