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【今週の重賞】[デイリー杯2歳S]セリフォスの3連勝なるか!?

■11月13日、阪神競馬場で第56回・デイリー杯2歳S(GII、芝1600m)が行なわれる。

創設から半世紀以上も経つ伝統の2歳GII競走。長らく京都芝1600mで施行されていたが、京都競馬場の改修工事に伴い、昨年に続き今年も阪神芝1600mで開催される。古くはビワハヤヒデやシーキングザパールといったGIウイナーを輩出したこともあるものの、近年はGII止まりのスプリンターからマイラー養成レースとなっている。もっとも、3年前の勝ち馬は後に国内外のGIを3勝するアドマイヤマーズだった。

1番人気はセリフォス(牡2、栗東・中内田)で決まりか。6月の中京芝マイルの新馬戦を快勝すると、ひと息入れて出走した新潟2歳Sを優勝し、2戦2勝で重賞ウイナーに。新潟2歳Sの出走馬は次走で大半が馬券になっており、また初戦で下したベルクレスタは2走後のアルテミスSで2着に好走。このように2戦ともレースレベルは高く、本レースと同じマイル戦を続けて使われているのもプラス材料だ。新潟2歳Sは終始最内を通っての勝利で恵まれた面があり底力はまだ未知数ながら、今年の小粒なメンバーなら好勝負必至か。ただし、川田騎手&中内田厩舎のコンビは2歳戦で無類の強さを見せていただけに、藤岡佑騎手への乗り替わりだけは気がかり。

アスター賞を制したプルパレイ(牡2、栗東・須貝)も侮れない存在。東京の新馬戦は次走・新潟2歳Sで2着したアライバルに先着され2着に敗れるも、続く新潟の芝マイル未勝利を2歳コースレコード勝ち。アスター賞も前半スローだったとはいえ、上がりを加速ラップでまとめて逃げ切った。少頭数でスローな流れが予想されるうえに、まだ馬場の内めがよさそうな阪神芝コースだけに、豊かな先行力は有利に働きそう。M.デムーロ騎手は2週前のアルテミスSをサークルオブライフに跨り優勝、須貝厩舎はベルクレスタで同2着しており、2歳重賞で勢いがありそうな点も好感。

素質ではメンバー随一と思われるのがソネットフレーズ(牝2、美浦・手塚)だ。曾祖母・エアグルーヴ、祖母アドマイヤグルーヴという超一流の母系に、キングカメハメハ、エピファネイアとチャンピオン級種牡馬をつけられたピカピカの血統。デビューの新潟芝マイル戦も先行策から上がり最速タイで後続を3馬身半千切り捨てた。1戦1勝馬は過去10年で4勝しているようにキャリア1戦でも十分勝負になるレース。また、半兄のボーデンは2戦目でパフォーマンスを大きく上昇させており、本馬も使われての上積みがあるかもしれない。ただし、サンプルが少ないとはいえ関東馬は過去10年で2着が1度あるだけという点は気になるところ。

ほかにも、新潟2歳S5着、サウジアラビアRC3着と重賞で好走を続けているスタニングローズ(牝2、栗東・高野)、愛嬌のある名前で人気先行気味もサウジアラビアRCでは4着に健闘したウナギノボリ(牡2、栗東・音無)、未勝利の身でフェニックス賞3着、小倉2歳S4着し、未勝利戦は逃げて4馬身千切った・デュガ(牡2、栗東・森)などがエントリー。セリフォスの3連勝なるか? あるいは待ったをかける馬は出てくるのか?

(Text:Hattori)

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