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【今週の重賞】[みやこS]3歳馬メイショウムラクモが古馬に挑む

■11月7日、阪神競馬場で第11回・みやこS(GIII、ダ1800m)が開催される。

3歳馬メイショウムラクモ(牡3、美浦・和田勇)が歴戦の古馬に挑む。前走レパードSでは2着馬に3馬身差をつける完勝。その実力が世代トップであることを明確にアピールするレースぶりだった。3歳秋に古馬相手の重賞を勝った馬にはオメガパフュームやクリソベリル、ルヴァンスレーヴなど後のダート王者がズラリ。メイショウムラクモもここに並ぶことができるか。鞍上予定は美浦の大ベテラン・柴田善騎手。熟練の手綱捌きにも期待したい。

迎え撃つ古馬の筆頭は、昨年このレースを制したクリンチャー(牡7、栗東・宮本)だろう。菊花賞2着、天皇賞・春3着など長丁場の芝GIで実績を残し、凱旋門賞にも挑戦したこの馬だが、昨年の仁川S以降はダートに専念。今年に入ってからもダートグレード競走の佐賀記念と名古屋大賞典を制し、帝王賞でも3着に食い込むなど一線級の走りを見せている。目標としていたJBCクラシックへの出走がかなわず、気持ちを切り替えて挑む一戦。目指すは当然みやこS連覇、そしてチャンピオンズCでのGI初制覇だ。

オーヴェルニュ(牡5、栗東・西村)は、5月の平安Sで2着に6馬身差をつける圧勝。2番手追走から直線で悠々と抜け出し、豊かなスピード能力を見せつけた。GI級競走では一歩足りないレースが続いているが、GIIIであれば当然実力上位。父スマートファルコンのようなダートの絶対王者を目指すためにも、このレースは勝ち切りたいところだろう。揉まれずにレースを進められるかがカギになりそう。

新境地に挑むのはダンビュライト(セ7、栗東・音無)。キャリア28戦目にして初のダートレースとなる。芝重賞を2勝している脚力はこのレースでも十分通用するものがあり、血統的にもクリソベリルやアロンダイトなどダートGI馬を輩出したキャサリーンパー牝系の出身。京都記念を見る限りまだまだその実力は衰えていないはず。7歳秋のタイミングで秘められたダート適性が覚醒する可能性は十分だ。

今年のエルムSを制したスワーヴアラミス(牡6、栗東・須貝)にも要注目。昨年のマーチSを制して以降やや精彩を欠いていたが、今年の北海道シリーズで復活を果たした。エルムSでは鞍上の松田騎手の叱咤激励に応えて渋太い脚を披露した。こちらもクリンチャーと同じくJBCクラシックへの出走がかなわずみやこSにスライドした形だが、鞍上のアクションに応えるパワフルな走りは阪神ダ1800mでこその印象。ここをステップに目指すは12月のGI戴冠だ。

個性派エクスパートラン(牡6、栗東・小崎)もみやこSに参戦。持ち味のマクリ戦法を武器に、今年ようやくオープンクラスに出世。昇級後2戦はマクリが不発に終わっているが【1-1-0-1】と得意の阪神ダ1800mに条件が替われば話は別。主戦の藤懸騎手を背に、今回も必殺のマクリで高配当を演出できるか。

アンセッドヴァウ(セ4、栗東・中竹)は、前走3勝クラスの平城京Sで優勝。中間に取り組んだ障害練習の効果が出たのか、4角で外を回して後続を突き放す強い内容だった。寒い時期を得意とする馬でもあり、10月-12月に行われたレースでは【1-0-2-0】で複勝率100%。阪神ダートも【3-1-0-1】と得意にしている。強敵が相手とはなるが、得意条件で一発を狙う。

長期休養明けのここ2戦は伸び切れない競馬に終わっているが、阪神ダート【6.2.0.3】の巧者ヴェンジェンス(牡8、栗東・大根田)も上位争いできるだけの力はある。昨年5月の平安Sではオメガパフューム、ゴールドドリームの間に割って入り、続く三宮Sではクリンチャーの追い上げをきっちり封じ優勝と、ここまで強い相手と戦ってきた経験がある。叩き3戦目でそろそろ変わってきそうだ。

(Text:Hiraishi)

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