【マーメイドS】武藤師「デキはバッチリだよ」　セラフィックロンプ

美浦　坂路　良　馬なり 52.5-38.1-24.3-11.8 　今年に入ってから9着、12着と精彩を欠いているセラフィックロンプ。一見すれば昨秋の勢いは衰えたかと思われるが、2戦とも牡馬混合戦の上、前々走はルーラーシップやヒルノダムールなどの一級線が揃った京都記念。そして前走の中京記念は決して得意とは言えない水分を含んだ馬場だった。どちらも敗因ははっきりしている。 　前走後は放牧に出されてリフレッシュ。5月下旬に帰厩してからは、坂路とコースで入念に追われて状態は右肩上がりだ。1週前追い切りは9日、美浦のウッドコースで単走追いを敢行。長め6Fからスタートする意欲的なメニューで、6F80秒2-3F38秒6-1F13秒0(強め)をマークした。キッチリと負荷を掛けた内容だったが、最後まで失速することなく軽快な脚捌きで好調をアピール。調整は順調に進んでいる。 　そして本日(15日)の最終追い切りは、美浦の坂路を単走で登坂。先週が熱のこもったケイ古だったことに加え、長距離遠征を控えているため、今週は終い重点のメニューで駆け上がった。しっかりと折り合って徐々にスピードに乗ると、最後は抜群の切れ味を披露。ラスト1Fを11秒8でまとめてフィニッシュした。3カ月ぶりの休み明けとなるが、この動きなら初戦から力を発揮できる状態にあると言えそうだ。 「輸送があるから控えめにしたけど、覇気があったね。デキはバッチリだよ」と管理する武藤師は満点ジャッジ。「器用な馬だから阪神内回りは合っている。繁殖入りを1年延ばしたんだからもう1つタイトルを」と胸のうちを明かしてくれた。 　今回も騎乗することとなる主戦の宮崎北斗騎手は、今月の9日に結婚したばかり。入籍後はじめての重賞が、今回セラフィックロンプと挑むマーメイドSになる。人馬ともに3度目の重賞制覇という最高の形で、自らの祝い事に華を添えたいところだ。 ★【中京記念】ナリタクリスタルが圧勝!! セラフィックロンプは見せ場なく12着… ★【愛知杯】セラフィックロンプが2年ぶりの重賞V! ★【マーメイドS】ブライティアパルスが重賞初制覇!! セラフィックロンプはクビ差の2着 ★東北地方太平洋沖地震・応援メッセージ募金

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