おしらせ
今週の2歳戦「ここが見どころ」
今週も注目されるのは阪神の新馬戦。まず土曜5Rには角居厩舎の早期入厩組として注目されてきたストリートハンター(牡、栗東・角居)が登場。持ち込み馬で、父がストリートセンス、母クイックリトルミスも海外で多くの重賞勝ち馬を出している牝系だ。先々週、初めて坂路で一杯に追われるといきなり51秒3の好時計をマーク。松田助手は「気性はおとなしいのに、速いところに行くといいスピードがある。最初はダートの短距離で」と話してくれた。 日曜阪神5Rはノーザンファーム空港で目立った動きを見せていたアルアマーナ(牝、栗東・石坂)が登場。ディープインパクト産駒の今世代初デビューとなりそうだ。栗東に入ってから、目立って速い時計は出してないものの、育成でも厩舎でも「いいスピードがある」と好評価。実戦でどこまでパフォーマンスを見せるかに注目したい。また、ここにはエーシンエムディー(牝、栗東・大久保龍)も出走。こちらは逆に入厩してからの評価がうなぎ登り。最終追い切りでは坂路を馬なりで51秒9の時計。川田騎手が手綱をとっていることを加味しても、動いたといえるだろう。両者の対決に注目だ。 土曜中山5Rではまず、週中のニュースでもお伝えしているレオアクティブ(牡、美浦・杉浦)。直前の藤田助手からは「先週の新馬戦でもウッドで67秒台が出ている馬が好走しているんだ。この馬も先週のウッドでは67秒台を馬なりでマークしたし、時計的には今の2歳新馬戦で勝ち負けできるレベルにある。ビシビシ追い切った本数は少ないが、気持ちが前向きで初戦から力を出せるタイプ。当然いきなりから好レースを期待している」とコメントが聞けた。 同レースではエフティマイアの全弟となるエースドライバー(牡、美浦・鹿戸雄)も注目の1頭。鹿戸雄師からは「稽古で素晴らしい動き。仕上がっているし、気性も素直。初戦から勝ち負けを期待」とコメント。騎乗する蛯名騎手も自信ありげな雰囲気だった。また、シェイク・モハメド殿下所有の持込馬エクセルシオール(牡、美浦・池上)にも注目しておきたい。 日曜中山5Rからはフロムクローバーズ(牝、美浦・上原)をピックアップ。厩舎イメージをクローバーにしている上原厩舎にちなんで名づけられた、同厩舎にゆかりのある血統馬だ。上原師からは「うちの厩舎で活躍したフェリシアの産駒だし、父もダイワメジャーで馴染み深い血統なんだ。気持ちが前向きでいかにも初戦から好走できるタイプ。テンションが高くなっては困るので稽古では70秒台とセーブ気味の調整だが、やればいくらでも出る。体もキッチリ仕上がっているし、当然初戦から好レースを期待している」と話が聞けた。 函館からは土曜5Rのマイネピリカ(牝、美浦・畠山吉)。先週併せ馬を行った相手(コスモメガトロン・清水英厩舎)が新馬を楽勝しており、期待が高まる1頭だ。結城助手は「トモの肉づきとかパーツパーツはいいけど、まだ全体的なバランスが悪く緩さもあります。それでも乗り味は良く、素質はありそうですね。先週併せた馬が新馬戦を快勝しただけに、うちの馬も新馬を勝てるレベルにあると思います」と期待を寄せていた。注目しておこう。
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