おしらせ
【中山グランドJ】直線で二転三転 マイネルネオスがジャンプ界の頂点に立つ
2日、中山競馬場で行われた第11R・第13回中山グランドジャンプ(J・GI、障害芝4260m)は、柴田大知騎手騎乗の2番人気マイネルネオス(牡8、美浦・稲葉)が直線で鋭く脚を伸ばし、押し切りを図るメルシーエイタイム(牡9、栗東・武宏)をゴール50m手前で交わして勝利。人馬ともにこれが嬉しいGI初制覇となった。タイムは4分51秒6。 各馬揃ったスタートを切ると、3番人気のテイエムトッパズレ(牡8、栗東・鹿戸明)、メジロラフィキ(セン6、美浦・菅原)が先手を主張。結局コーナーワークでメジロラフィキが先導する形でレースが進む。大竹柵障害、大いけ垣障害を各馬みごとな飛越でクリアすると、レースが動いたのは向正面から3コーナーにかけて。逃げるメジロラフィキを早めの競馬でメルシーエイタイムが射程圏内に捕らえると、それにオープンガーデン(牡7、美浦・菊沢)、マイネルネオスと続き、直線の攻防へと移った。 そして最後のハードル障害。手応え優勢のメジロラフィキだったが、最後の障害で着地時に転倒し落馬。それに替わってメルシーエイタイムが先頭に立ちセーフティーリードかと思われたが、外から追い込んだマイネルネオスの脚色が上回り、最後の最後で逆転。マイネルネオスが歓喜のゴール板を先頭で駆け抜けた。 マイネルネオスから1馬身1/4差の2着にはメルシーエイタイム、2頭から大きく離れた3着争いは後方からレースを進め、直線で怒涛の追い込みをみせたタカラボス(牡7、美浦・高橋義)が入線。なお、単勝2.6倍の1番人気に支持されたオープンガーデンは直線で伸び脚を欠き4着に敗れている。 鞍上の柴田大知騎手は「アッという間に終わってしまいました。この馬にずっと乗せてもらっていますが、結果を残せて嬉しいです。一時はジョッキーどうかなと思いましたが、辞めなくて良かったです。(諦めなければ)いつか良いことがあると思います」と、途中言葉を詰まらせながらも喜びを表した。 なお配当は単勝440円、馬連2,070円、馬単3,640円、3連複15,850円、3連単69,140円の波乱となった。 勝ったマイネルネオスは父ステイゴールド、母マイネプリテンダー(その父Zabeel)という血統。半弟に2008年のクラシックを賑わせたマイネルチャールズなどがいる。 ※詳しいレース結果はコチラ ★【グランドJ展望】GIホース・メルシーが主役も上位拮抗の大混戦 ★東北地方太平洋沖地震・応援メッセージ募金
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