おしらせ
【土曜中山11R/中山グランドJ】GIホース・メルシーが主役も上位拮抗の大混戦
4月16日に中山競馬場で行なわれる予定だったものの、大震災によって春の中山開催が中止になったことで、夏の福島の代替開催として行なわれている今開催に振り替えられたJGI・中山グランドジャンプ。出走12頭中、JGIウィナーはメルシーエイタイムのみだが、勢いに乗る対抗馬も多数おり、上位拮抗の大混戦模様だ。 07年暮れの中山大障害以来、3年半ぶりの勝利を目指すメルシーエイタイムは、3カ月半の休み明けとなる。陣営からは「もう少し早くこの日の開催が決まっていれば、もう1回叩けたんだけど…」と弱気なコメントも聞かれるものの、3週続けて栗東・坂路で4F53秒台をマークするなど、調整過程から不安は感じられない。9歳と高齢になったが、昨年末の中山大障害でも掲示板を確保しているように、まだまだ衰えは少ないだけに、2度目のJGI制覇のチャンスも十分ありそうだ。 相手筆頭となりそうなのは、昨年のこのレースで2着に善戦しており、11カ月ぶりの復帰戦となった前走の阪神スプリングジャンプで重賞初勝利を飾って勢いに乗るオープンガーデンだ。元々、調教で素晴らしい動きを見せるタイプではないだけに、調整過程から状態を判断するのは難しいが、かなりの追い切り本数をこなしているだけに問題ないとみる。09年3着、10年2着と1つずつ着順を上げており、3年連続出走となるこのレースで、悲願のJGI制覇となるか。 近走の安定感なら、マイネルネオスが一番だろう。前走で2度目の障害オープン勝ち。重賞は未勝利と実績では目立たないが、昨年末の中山大障害で3着に善戦するなど、一線級が相手でも互角に戦えることを証明しており、混戦になった時に浮上してくる可能性がありそうだ。 実戦感覚という点で考えると、5月の京都ハイジャンプをひと叩きされているテイエムトッパズレに一日の長がある。この中間は、佐久間騎手を背に2週続けて栗東の障害コースで追われ、前走とは違ったパターンでの調整となっている。ここまでJGIでは08年中山大障害の3着が最高だが、使われている強味を活かして上位進出を目指したいところだ。 07年菊花賞4着の平地実績があるエーシンダードマンが、障害転向3戦目となった前走で待望の障害初勝利を挙げた。中2週でいきなりのJGI挑戦となるが、1週前に西谷騎手が騎乗して栗東・DPで6F78秒2(一杯)をマークすると、最終追い切りも同じく西谷騎手が騎乗して6F75秒5(一杯)の超抜時計を叩き出したように、目下絶好調。コース設定は未勝利戦とは比べものにならないほど厳しくなり、斤量も一気に増えるが、勢いと潜在能力の高さに注目だ。 最後に一頭挙げるなら、昨春に未勝利、障害オープンを連勝した実績があるタカラボスか。連勝後は順調にレースを使えなかったり、平地戦を使ったりして着順を落としたが、初重賞挑戦となった前走の東京ジャンプSで5着に善戦し、復調気配を見せている。初のJGI挑戦で課題は多いが、レース後半まで渋太く先団を追走できれば、見せ場以上もありそうだ。 ★?がんばろう日本! メッセージ募金?にご協力お願いします ★中山グランドジャンプは7月2日に開催 ★【阪神スプリングJ】オープンガーデンがゴール前抜け出し重賞初V!!
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