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今週の2歳戦「ここが見どころ」

今週から京都開催がスタートし、新馬戦には日曜5Rに芝1800m戦も組まれている。まずはこのレースからピックアップしていこう。アグネスタキオン産駒レッドクラウディア(牝、栗東・石坂)の最終追い切りは栗東坂路で52秒4?12秒7。併せた相手にも手応え優勢で、ゲート試験後に熱発があったことを感じさせない動き。陣営からも「カイ食いもしっかりしているし、デビューに向けて良いかたちで送り出せます」とコメントが聞けた。 同じくタキオン産駒のメテオライト(牡、栗東・藤原英)もこのレースの注目馬だ。当初の予定よりも早いデビューとなった印象だが、そこはきっちり仕上げる藤原英厩舎。順調に調教が進んでのことだろう。最終追い切りの3頭併せでは遅れるかたちとなったが、相手は古馬。終い12秒3なら上々だ。この種牡馬でこの厩舎、POGでも人気を集める1頭なだけに注目しておきたい。 このレースからはもう1頭、マイネルエトランゼ(牡、栗東・宮)をピックアップ。増井助手は「1週前追い切りでは大きく遅れたが相手(ニンジャ)が走り過ぎただけ。まだ体に余裕があるし、スピードタイプという感じではないからね。初戦からはどうかだが、奥のありそうなタイプだから使っていけば走ってくると思う。パワーがあるし、血統的にも後々はダートの方がいいかもしれないが、長めの距離が合いそうなのでまずは1800mに」と話してくれた。 土曜中山5Rでは週中のニュースでもお伝えしているジアッロ(牡、美浦・栗田博)。その後、会津助手からは「大型馬だし使った方がいいのは間違いないが、稽古では素軽い動きをするんだ。血統的にもダート向きだし、この距離なら小細工も必要はない。初戦から勝っても何ら不思議はない馬だよ」とコメントがとれた。 日曜中山5Rはステイローズ(牝、美浦・伊藤大)に注目。伊藤大師は「終いのいい馬だけに1200mの距離は若干忙しい感じがする。せかす競馬はさせたくはないので、距離を意識せず、差す競馬でどこまで直線詰められるか観てみたい。これを使って次走は直線の長い新潟戦を予定しているし、今回は勝ち負け云々ではなく、レース内容に注目だね」と策を話してくれた。 函館では土曜5Rのパッシフローラ(牝、美浦・小島茂)が注目だろうか。母がフローラS2着、またディープインパクト産駒という良血で、入厩して日が浅く本数は少なめも、牧場から乗り込み好仕上がり。小島茂師は「速い時計はあまり出していないが、仕上がりは悪くない。奥手の血統も、この馬は早い時期から走りそうな雰囲気がある。牝馬同士だし、いい競馬はしてくれるはず」と期待を寄せていた。 日曜5Rからはラブスールド(牝、栗東・中村)をピックアップ。土曜の牝馬限定戦を予定していたが、こちらに矛先を向けてきた。先週、一杯に追われた函館ウッドで67秒2と上々の時計をマークし、今週は馬なりで69秒0。安藤勝騎手が感触を確かめる程度で、すでに仕上がっている様子。陣営も「3歳馬と併せても互角以上に動くし、能力を感じる。追ってからがしっかりしているし、初戦から」とコメントしていた。 なお、今週から2歳未勝利戦の番組もスタート。土曜京都1Rのカシノラピス(牝、栗東・梅内)などに勝ち上がりを期待したい。
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