おしらせ
【JDD】クラーベセクレタが牝馬による南関三冠に挑む
13日、大井競馬場のメインレースとして、3歳馬によって争われる交流GI・第13回ジャパンダートダービー(GI・ダ2000m)が、行なわれる。クラーベセクレタが、22年ぶりとなる牝馬による三冠制覇に挑む注目GIの展望をお届けする。 89年に南関三冠を達成したロジータ以来となる、牝馬による羽田盃、東京ダービーの二冠を制覇。ジャパンダートダービーが三冠レースとなってからは初となる、牝馬による南関三冠を目指す大井のクラーベセクレタに注目が集まる。北海道競馬所属時に中央の芝のレースに挑戦して大敗した経験はあるが、ダートでは底を見せておらず、南関競馬に移籍後は無傷の5連勝中。中央勢や他地区の馬も加わって相手は強くなるが、地の利を活かして力を出し切れれば、快挙達成の可能性が十分ありそうだ。 三冠に向けて一番の強敵となりそうなのは、中央のグレープブランデーだろう。前走のユニコーンSはアイアムアクトレスの2着に敗れたが、デビュー以来続けている連対率100%は継続。この中間は、6月19日の初時計から坂路で7本の時計をマークし、3日には4F52秒2(馬なり)の好時計も出しており万全の態勢が整っている。初となる地方の競馬場に戸惑わなければ、上位進出できるのではないか。 震災の影響によって中止となっていたものの、先日ようやく開催が再開した岩手競馬からは、デビュー以来8戦7勝2着1回のベストマイヒーローが参戦する。デビュー3戦目に、春先には中央競馬にも参戦していたスクランブルエッグに敗れたものの、勝ったレースはいずれも圧倒的な内容。盛岡・水沢以外でのレースは初めてとなるが、被災地の夢を乗せて、大一番に挑む。 未勝利戦以来となるダート戦となった前走のあおぎりSで、好タイムを叩き出して圧勝した、中央のタガノロックオンも楽しみな一頭。前走後はなかなか調教のピッチが上がってこなかったが、6日に栗東・Cウッドで6F82秒4(馬なり)をマークすると、9日には同じく栗東・Cウッドで5F67秒4(一杯)を出し、態勢は整ったと言えそう。近日は雨が降っておらず、前走とは正反対の乾いて力の要る馬場状態になりそうだが、克服できれば見せ場を作ることができそうだ。 もう一頭挙げるなら、武豊騎手が騎乗する中央のボレアスか。前走のユニコーンSの10日後にはすぐ時計を出し始め、目立った時計は出していないものの本数を乗り込まれてきた。順調にレースをこなしていることもあり、力を出し切れる態勢と判断して良さそうだ。芝の毎日杯こそ12着に大敗したが、ダート戦ではすべて4着以内で走っており、相手なりに走れる強味もあるだけに、展開次第では大激走の可能性を秘めていると言えそうだ。 ★東北地方太平洋沖地震・応援メッセージ募金 ★【地方競馬トピックス】牡馬蹴散らしクラーベセクレタ2冠達成! ★【いぶき賞】グレープブランデーがオープン勝ち! ★【ユニコーンS】牝馬のアイアムアクトレスが牡馬を一蹴 ★【あおぎりS】伏兵タガノロックオンがまんまと逃げ切る
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