今週の2歳戦「ここが見どころ」

今週の注目レースとして採り上げたいのはまず日曜新潟5R芝1400m牝馬限定の新馬戦。すでにニュースでお伝えしているラフレーズカフェ（牝、美浦・小島太）、エポキシ（牝、美浦・国枝）あたりが人気になりそうだが、詳細は以前の記事をご覧いただくとして、ここではショウナンハッブル（牝、美浦・二ノ宮）を紹介しておこう。デビュー戦の手綱をとる三浦騎手はここのところ函館で騎乗する機会が多いが、今週はこの馬の騎乗依頼で新潟参戦を決めたという。それほど期待のできる新馬ということだろう。最終追い切りは美浦ポリで5Fから65.7?50.6?37.6?12.8の時計で3歳未勝利馬を追走し、最後はコンマ1秒差まで詰めてきた。いい仕上がりにありそうだ。 土曜新潟6Rではサイレントクロップ（牝、美浦・国枝）に注目。サイレントハピネスの仔で、前述の同厩馬エポキシとの使い分けになるが、こちらを牡馬混合戦にぶつけてきた。国枝師は「様々な点で水準級の動き。デキも悪くなく、相手次第で好勝負」との評価。最終追い切りもエポキシと併せ、坂路50.9-12.4の好時計をマークしている。 日曜新潟6Rは先述のラフレーズカフェの僚馬ムーンベックカフェ（牡、美浦・小島太）、ショウナンハッブルの僚馬カジノロワイヤル（牡、美浦・二ノ宮）などに注目が集まる。いずれにせよ今週の新潟新馬戦は小島太VS二ノ宮VS国枝といった厩舎対決も見どころのひとつだろう。 京都では日曜5R、ここに先週デビューを見合わせたコーダリー（牡、栗東・橋口）が登場。今週の追い切りでは栗東ポリで83.2?65.2?50.4?38.1?13.5と平凡な時計で、この1週間でガラッと変わってきた印象はないが、POGでもかなり注目されている良血のアグネスタキオン産駒。実戦での変わり身に期待したい。 土曜京都5Rでは週中のニュースでブルーハーツクライ（牡、栗東・服部）をお伝えしているが、ここではジュディソング（牝、栗東・宮）を紹介。増井助手からは「馬体は500キロほどある。見映えのする好馬体。奥がありそうだね。少し気の悪い面はあるが、競馬に行って良さそうなタイプ」と話が聞けた。先週、今週と古馬500万クラスのグッドカレラと併せて楽に先着しており、こちらも楽しみな1頭だ。 土曜函館5Rではアイアムネフライト（牝、美浦・奥平）に注目。近親にアイアムアクトレス、アイアムカミノマゴなどがいる仕上がりの早い血統で、奥平師からも「牝馬ですが、カイ食いが落ちたことがありません。体力にもゆとりがありますし、素質もありそうなので、スタート五分なら楽しみです」と話が聞けた。 日曜函館5Rはケープジャスミン（牝、栗東・沖）をピックアップ。母シェイクハンド最後の仔としても注目される。最終追い切りは函館ウッド67.8?52.3?38.6?13.6の時計を出し、態勢を整えた。陣営からは「母の仔にしてはおとなしい性格ですが、次第に気合も乗ってきました。もっと良くなる余地があり、素質に期待しています」とコメント。他ではウインガイア（牝、美浦・加藤征）などが相手となりそうだ。

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