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今週の2歳戦「ここが見どころ」

日曜函館で行われるラベンダー賞は今年最初の2歳オープン特別。POGにおいてもスタートダッシュのカギを握るこの1戦にまずは注目だ。 ダームドゥラック(牝、栗東・領家)の初戦は随所に幼いところを見せながらも追ってからの伸びは素質を感じさせた。今週は函館ウッドで馬なりのまま66秒1で抜群の手応え。領家師は「カリカリしたところがある馬だけど、中間は放牧に出して、落ち着きがある。初戦も目一杯やってないし、今週の動きなら、今回はさらにいい脚を使いそう」と楽しみにしている様子。 新馬戦は余裕の逃げ切り勝ちだったクールユリア(牝、美浦・矢野英)。矢野英師は「追い切りは終い重点で予定通り。申し分のない動きで、さらに状態は上がっている。ハナに行かなくても競馬はできると思うが、怖がりなので揉まれないのが理想ですね」と教えてくれた。 なお、ラベンダー賞には栄冠賞上位のウィナーズマックス(牡、道営・村上正)、サンレイレーザー(牡、道営・田中淳)、ニシノファイター(牡、道営・堂山芳)、ステルミナート(牡、道営・田中淳)など地方馬6頭が出走予定。UMAJIN-POGは地方馬の指名も可能となっていて、地方馬の指名については地方でのデビュー戦ではなく、中央初出走の前日までが指名期間となっている。ラベンダー賞に出走する馬も土曜23時59分までなら指名が可能となっているので、検討している方は期限内でのご指名を。 今週の新馬戦は日曜新潟の芝1800m戦に注目が集まる。週中のニュースでもお伝えしたクラヴェジーナ(牝、栗東・音無)が話題を集めているが、ここでは同じアグネスタキオン産駒からメイショウグラハム(牡、栗東・河内)について紹介しておこう。まだ一杯には追われてない段階から、大きなフォームで動きは目立っていた。河内師は「気合をつけると行ってしまうところがあるので、ゆったりと調整しています。まだ追ってないけど、トビが大きいし、芝の長い距離で切れる感じ。蛯名騎手は先約があったみたいだけど、追い切り時計を見て乗ることにしたみたいだね。使ってひと息入れて、体が480キロぐらいになったらいい馬になるよ」とコメントをしていた。今週は馬場の影響で全体時計こそ先週より掛かっているが、Cウッドで初めて一杯に追われ、終いは12秒1としっかりしたもの。態勢は整っているようだ。 また、同じレースのミヤビリファイン(牡、美浦・大久保洋)について、陣営からは「坂路で併せ馬を中心に乗り込んで来たけど、一度も遅れたことがないように良い勝負根性を持っているね。常に無駄な動きをしないし、賢さも持っている。スピードタイプというより追って味があるタイプ。馬体からも大物感が漂っているし、久々に手応えのある馬に出会えたかな」と期待のうかがえるコメントだった。 土曜新潟5Rからはウインフロレゾン(牝、美浦・粕谷)に注目。粕谷師からは「今週も坂路で余裕十分の動きで仕上がりに関しては申し分ないね。先週の同じマイルの新馬戦を使ったヘイルメアリーが2着と好走したが、この馬もヘイルメアリーと同等の力は持っている。ただ気難しい面が残っているんだ。先週も馬運車に乗せたりしていろいろ練習をしているが、懸念材料は気性面だね」と話してくれた。 またシルクドリーマー(牡、栗東・音無)の浜田助手からは「まだ集中力に欠けるところがあるが、芝向きのいいフットワークをしている。素質は感じるから使いながら良くなってくると思う」とコメント。その他、好仕上がりのハタノアブソルート(牡、美浦・畠山吉)、ラパージュ(牝、美浦・田村)などにも注目しておきたい。 京都では土曜5Rのジヴェルニーアート(牝、栗東・吉田)をピックアップ。ジャイアンツコーズウェイ産駒の外国産馬で半兄にシンボリクリスエスがいるという良血だ。高島助手からは「馬体重以上に大きく見せる馬ですし、いい馬体をしていますね。さすが良血馬と思わせます。動きのほうも悪くないですよ」と話が聞けた。 土曜函館5Rは持ち込み馬のホーカーテンペスト(牡、美浦・藤沢和)が話題の1頭。大江原助手からは「ゲート内での駐立さえ大丈夫ならスタートは速いと思います。稽古を積むごとに気性面でも前向きになってきましたし、初戦から楽しみですね」とコメント。 また、同レースのメイショウウルフィ(牡、美浦・小島太)は美浦で入念に乗り込んできたブリーズアップセール出身馬。丸目助手は「セール出身で仕上がっているし、美浦で併せ馬を行ってきた。今週はしまい重点も、良い動きで力を出せそうです。素直で乗りやすく、気性の悪い面がないので新馬から期待できる」と教えてくれた。今年はセール組が好調なだけに、波に乗りたいところだ。 未勝利戦では土曜新潟1Rにデビュー戦1番人気で敗れた良血馬サトノプレジデント(牡、美浦・藤沢和)が出走予定。POGで指名しているファンも多いのではないだろうか。津曲助手からは「初戦は全力で走っていないのでダメージはありません。今回も走ることに集中してさえくれれば、巻き返しは十分にありますよ」と話が聞けた。
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