おしらせ
【シャーガーC・現地レポ】武豊騎手がシャーガーCステイヤーズで勝利
「いきなり落馬するところでした」 シャーガーC第1戦を終え、脱鞍場に帰ってきた武豊騎手は、苦笑しながら開口一番、そう言った。スタート直後に大きく躓き、落ちる寸前だったのだ。 波乱の幕開けかと胸騒ぎを残したまま、第2レース、シャーガーCステイヤーズに騎乗。3200メートルの長丁場で、しかし、武豊騎手は一転、さすがの手綱捌きを披露した。 中団で終始絶好の手応え。最終コーナーを回り、大外へ出すと、慌てることなく少しずつ前を交わし、先頭に立つ。すると、ゴールまで、彼を脅かす存在は現れず、見事に1着でゴールを切った。 「楽勝ですか?」と地元メディアにマイクを向けられた武豊騎手。 「いえいえ、ずっと抑え通しで腕が疲れました」と苦笑すると、周囲も笑いに包まれた。 「まずは1つ勝てて良かったです。でも、目指しているのは優勝なので、この後のレースも頑張ります」 白い歯を封印し、キリリとした表情でそう語った。 残念ながらその後のレースで勝利することは出来なかった。 しかし、シャーガーCステイヤーズの騎乗ぶりがジョー・マーサー元騎手が決める本日のベストライド(ライドオブザデー)に選出され、最後に表彰を受けた。 「シャーガーCに出ることは僕の目標の一つ。そこで1勝することが出来、このような賞もいただけて嬉しく思います」 来年も呼んでいただけるように、帰国してからももっと頑張らなくては……と続けた武豊騎手。しかし、帰国するのはもう少し先。シャーガーCを終えるとそのままロンドン・ヒースロー空港へ移動。機上の人となって向かった先はフランスだった。(平松さとし) ★【シャーガーC・現地レポ】(第3弾)武豊騎手がアスコット競馬場に到着 ★【シャーガーC・現地レポ】(第2弾)武豊騎手がロンドンの休日を満喫 ★【シャーガーC・現地レポ】(第1弾)“レジェンド”武豊騎手が意気込みを語る ★【平松さとしコラム】世界のユタカが今年も“ワンマンショー”となるか!? ★がんばろう日本! ?応援メッセージ募金?にご協力お願いします
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