おしらせ
【アジアヤングガンズチャレンジ2011レポ】高倉騎手は総合で3位に
8月6日(土)(日本時間同)、オーストラリアのメルボルン・フレミントン競馬場で、アジア地区の見習い騎手招待競走であるアジアヤングガンズチャレンジ2011が開催された。日本からは昨年37勝を挙げ新人賞を獲得した高倉稜騎手が参戦し、その他地元オーストラリアを含め、7カ国のトップ若手騎手が集合。今年で3回目となるこのシリーズ、同じくフレミントンで行われた一昨年は日本からの参戦の藤岡康太騎手が総合優勝を果たしており、今回もそれに続く成績が期待された。 シリーズは第1レース(芝2000m)、第3レース(芝1800m)、第5レース(芝1000m)の3鞍で行われ、頭数割れもある中、高倉騎手は全レースに騎乗。 1頭当日取消があり、5頭立てとなった第1レースでは近5走で4勝と絶好調なDance With Her(牝5)に騎乗。アダム・マッケイブ騎手が騎乗の断然人気のThe Tiger(セン6)を徹底マークから、直線半ばで競り落とし、いきなり初勝利!かと思えたが、ゴール手前でさらに後方に待機していたジョーダン・マリオン騎手騎乗のDiamondsondinside(セ9)に差し切られ、惜しくも2着に終わった。 同じく1頭取り消して7頭立てとなった第3レースは、ブービー人気のCourt Ya(牝6)に騎乗。最後方待機策から、直線では馬場の外めに持ち出して追い込むと、先に抜け出した圧倒的支持を集めた2頭こそ捕まえきれなかったものの、それに迫る3着と健闘した。この時点でトップから6ポイント差の単独3位と、総合優勝を十分狙える順位につけていた。 迎えた最終戦の第5レースは、逆に頭数が多く、ポイント加算対象外として地元の見習い騎手も参戦。ゴール前ではアダム・マッケイ騎手のChosen To Fly(牡4)とそのポイント対象外のケイトリン・マリオン騎手のHappy Angel(牝5)がゴール前で壮絶な叩き合いを繰り広げ、わずかにChosen To Flyが先着を果たした。高倉騎手はLucky Thunder(牡6)に騎乗したが、道中のめり通しだったのと、距離がやや足りなかったことで条件が合わず7着に敗れた。 総合ポイントでは、暫定トップで迎えた最終戦も3着とポイントを大きく加算したジョーダン・マリオン騎手が総合41ポイントで優勝。高倉騎手もポイントを加算したが31ポイントで総合3位タイとなった。 「初めての海外の騎乗が何もかも刺激的で楽しく騎乗できた」という高倉騎手。初戦はスローペースを巧みに判断して絶妙のタイミングで追い出したものの、2着に終わってしまったが、「勝てるかも!?と思ったのですが、結果的に最後で脚が止まってしまったので、早仕掛けだったかもしれません。日本では考えられないですけど、こういう競馬もあるんだというのはいい経験になりました」と、敗戦もしっかりと自信の糧としていた。 出発前には約1カ月勝ち星から遠ざかっていたが、「今回感じた感覚を、日本でのレースに活かしたい。早く乗りたいです」と、早くも帰国してからの騎乗に意気込みを露にしていた。(土屋 真光) ★フランス凱旋門賞2011 日本代表応援ツアー参加者募集中! ★【シャーガーC・現地レポ】“レジェンド”武豊騎手が意気込みを語る ★【シャーガーC・現地レポ】武豊騎手がロンドンの休日を満喫 ★がんばろう日本! ?応援メッセージ募金?にご協力お願いします
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