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【現地レポ】ヴィクトワールピサら日本最強馬軍団が仏到着!

到着したばかりのヴィクトワールピサを見守る角居調教師(中央)とM・デムーロ騎手(赤シャツ)

 現地時間8月10日、午後6時過ぎ。フランス、シャンティイ調教場のラモレー地区にあるT・クラウト厩舎がにわかに慌ただしくなった。  厩舎の裏に停められた馬運車から降ろされたのは、昨年の凱旋門賞2着馬ナカヤマフェスタ(牡5歳、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)だった。  同厩舎のナカヤマナイト(牡4歳)と共に海を越えてきた日本馬を、調教師のT・クラウトも歓迎。昨年と同じ馬房に迎い入れた。 「みた感じは悪くない。楽しみだね」とクラウト。 「明日(11日)は厩舎内の運動のみ。乗り出すのは明後日からだけど、メニューに関してはフェスタ次第。場合によっては2頭、別々に調教をする可能性も十分にある」  そう語ったのは、日本から到着を見届けるためにフランス入りした二ノ宮敬宇だ。 “フェスタ次第”と言われたように、今後の調教は「気性の激しく思うように調教を出来ない」フェスタ次第で決められていく。  同じ頃、もう1台の馬運車でT・クラウト厩舎からほど近い小林智厩舎に入ったのがヴィクトワールピサ(牡4歳、栗東・角居勝彦厩舎)とヒルノダムール(牡4歳、栗東・昆貢厩舎)だ。  小林智は、フランスで開業する唯一の日本人調教師。凱旋門を目指す日本馬に協力するため、2馬房を提供してくれた。  週末に行なわれるGIに騎乗するためフランスにいたM・デムーロ騎手もヴィクトワールをみるため早速、厩舎に駆けつけた。 「少し疲れているかもしれないけど、ルックスナイスだね!」  その言葉を聞き、頬を緩めたのは角居だ。 「今回はドバイWCの覇者として挑むことになる。良い競馬をしてほしいですね」  また、ヴィクトワールのすぐ隣の馬房に入ったヒルノダムールの調教助手、上籠三男は次のように言う。 「思った以上に落ち着いている。まずは前哨戦のフォワ賞へ向け、良い状態に仕上げていきたいです」  4頭は皆、翌11日には厩舎内もしくは近辺での引き運動のみ。12日から本格的に馬場に入れて調教されることになっている。(平松さとし) ※文中敬称略 ★【平松さとしコラム】“Rising sun”遠きアメリカへ渡った師弟、そして厩務員の挑戦フランス凱旋門賞2011 日本代表応援ツアー参加者募集中!がんばろう日本! ?応援メッセージ募金?にご協力お願いします
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