おしらせ
【ブリーダーズGC】エーシンモアオバーに初重賞制覇のチャンス
11日、門別競馬場で交流GII・第23回ブリーダーズゴールドC(ダ2000m)が開催される。地元ホッカイドウ競馬から6頭、中央5頭、他地区(大井)1頭による計12頭で争われるこの一戦の展望をお届けする。 長期休養明けだった前々走、大沼Sで鮮やかな逃げ切り勝ち。ここまでオープン4勝の実力馬エーシンモアオバーにとって初重賞制覇のチャンスだ。前走マリーンSはスタート直後の落馬で競走中止となったが、影響はまったく感じられず引き続き函館競馬場に滞在しての調整は順調に続けられている。7月27日、8月3日と函館ウッドでしっかり負荷をかけられ、ゴール前では力強い脚捌きを披露。仕上がり十分とあって、最終追いとなった8月7日のケイ古は終始馬なりだったが、素軽いフットワークからラスト1F12秒5の伸び脚を見せた。いまひとつのデキだった大沼S時より数段上の状態と言っていいだろう。 メイショウタメトモは長期休み明けだった前走マーキュリーC(盛岡)で逃げて粘りこみの2着と健闘。叩かれての上積みを見込める今回は更に前進、つまり初タイトルがあってもいい。前走前から函館に入って調整されており、函館→盛岡→函館というハードな輸送過程をこなしているが目だった疲れはない。蹄の挫傷で若干楽をさせた期間はあったがこれも問題なく癒え、乗り込み再開後はキビキビとした動きを見せている。7日は一頓挫あった不安を払拭するかのように、函館ダートコースで長めスタートから終いビッシリ追われる意欲的なケイ古内容を消化。ラスト1F13秒0と時計はやや平凡だが、ケイ古で目立たないこの馬としては及第点以上の切れ味だ。体もふっくらと見せており、確実に上昇している。 前走こそ展開のアヤで星を落としたが、クラシック3冠を含む道営重賞5勝の実績を誇る女帝クラキンコが打倒中央勢一番手だろう。5月から休みなく走っているが「体調は万全」と、管理する堂山師は好調維持をアピールしている。モアオバー、タメトモと同型2騎の先行争いは激化しそう。オーバーペースとなり、この馬の好位差しがズバリ! そんなシーンも考えておきたい。 除外もあって間隔開いているが、その分しっかり乗り込みが積まれているシビオルウォーの逆襲に要注意だ。7月末に札幌入り。3日は札幌ダートコースに入り、準オープン馬トパンガを脚色圧倒でアオる絶好の動きを見せた。脚質は終い一辺倒なだけに展開の助けは必要だが、デキに関しては文句無し。 休まず走り続けているピイラニハイウェイは関越S(8/6・新潟)との両にらみだったが、こちらを選択。札幌へ輸送後の追い切りではしっかり負荷をかけた内容を消化しており、問題なく輸送をクリアしたと見ていい。近走ワンパンチ足りない走りが続くが「広い門別コースは相性が良さそう」と、陣営は初コースでの一戦に期待を寄せている。 ★東北地方太平洋沖地震・応援メッセージ募金 ★【大沼S】半年ぶりに復帰のエーシンモアオバーが楽勝 ★【川崎記念】フリオーソが圧勝で5つ目のGIタイトルを獲得 メイショウタメトモは2着
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