おしらせ
【クラスターC】充実のドスライスか、それとも快速娘ラブミーチャンか
15日、盛岡競馬場で交流GIII・第16回クラスターC(ダ1200m)が開催される。地元岩手競馬から4頭、中央5頭、他地区5頭による計14頭で争われるこの一戦の展望をお届けする。 JRA勢の大将格は5歳牡馬のドスライスだろう。前走のNST賞では2番手追走から直線入り口で早々と先頭に踊り出ると、アースサウンドらの追撃を最後まで凌ぎ切り先頭でゴールイン。待望のオープン初勝利を果たした。この中間は中1週と詰まっているため、追い切りは12日の金曜に栗東坂路でサラッとやったのみ。素軽いフットワークで4F55秒6-1F13秒8(馬なり)をマークした。脚捌きから疲れは見られず、馬体の張りもシッカリしており好気配。引き続き好調をキープしているとみていいだろう。自分の競馬に徹することができればここでも好勝負は必至。前走に続いて【2.1.3.1】と相性が良い柴田善騎手とのコンビも心強く、重賞初Vの準備は整ったか。 トーセンクロスも侮れない1頭だ。前走の安芸Sでは中団から渋太く脚を伸ばして久々の勝利。7歳馬にして、悲願のオープンクラス入りを果たした。11日の木曜に行われた最終追い切りは美浦の坂路でマリブビーチ(3歳未勝利)を3馬身ほど追走。早々と射程圏内に捕らえて楽に交わすと、最後まで鋭く伸びて3馬身の先着でフィニッシュした。タイムは4F48秒9-1F12秒8(一杯)と破格の好タイム。久々の実戦となるが、いきなりやれる状態にある。ただ、右回りが【3.0.4.5】に対して左回りは【1.0.0.3】と微妙な実績。コースさえ克服できれば好走が見えてくるだろう。 10歳と高齢のスマートブレードだが、このメンバーなら馬券圏内に好走したとしても驚けない。最終追い切りは10日の水曜、僚馬のミラクルペガサス(3歳未勝利)を迎え、栗東の坂路を登坂。ほぼ馬体を並べてスタートすると、そのままの隊列で最後の激しい追い比べへ。ラストまで力強い伸びを見せ、パートナーを2馬身千切ってゴールした。タイムは4F53秒5-1F12秒5(一杯)。全体タイムは平凡だが、終いの脚は時計以上のスピード感。上々の仕上がりといったところだろう。このデキならば、十分付け入る隙はありそうだ。 迎え撃つ地方勢。勝利に一番近いのはやはりラブミーチャンだろう。前走・習志野きらっとスプリントではジーエスライカーら快速自慢を持ち前のスピードで完封。自身9勝目を挙げるとともに、初代スーパースプリントシリーズの頂点に輝いた。ここにきて連勝を飾ったことからも、再度軌道に乗った印象を受ける。中央馬相手でも勝ち負け必至のレベルにあるだろう。 中央の芝短距離路線で活躍したエイシンタイガーは6月に笠松競馬へ移籍。転厩初戦のルビーオープンこそ除外となったが、前走の習志野きらっとスプリントで4着を確保した。初ダートだったことを考えれば上々の内容だったと言えよう。2走目の今回はダート慣れが見込め、陣営も調整がしやすいはず。軽視すると痛い目に逢うかもしない。 ★【地方競馬トピックス】超短距離戦シリーズSSS 初代王者はラブミーチャン ★【先週のお別れ】エイシンタイガーなど ★東北地方太平洋沖地震・応援メッセージ募金
Tweet | シェア |