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今週の2歳戦「ここが見どころ」

まずはオープン特別のフェニックス賞。小倉2歳Sに向けて注目の前哨戦だ。JRA勢よりも注目しておきたいのが、佐賀で2戦2勝の地方馬ガルホーム(牡、佐賀・真島元)。佐賀での2戦はダート900m戦ながら、後続に1秒4、1秒7差をつけるぶっちぎりの勝利だった。真島元師からは「先週木曜に小倉の芝コースを試走。動きも良かったし、輸送も大丈夫。順調にきているので後はJRAの馬相手にどれだけやれるか」とコメントが聞けた。 JRA勢からのピックアップはシゲルスダチ(牡、栗東・西園)。このレースに3頭出しするシゲル軍団の1頭。西園師は「前走はハナ争いで絡まれて、引くに引けないかたちになって失速したが、元々は素直な馬だから、折り合いは大丈夫。中間の稽古では元気一杯だし、小回りコースで先行抜け出しの競馬を」と話していた。 今週の新馬戦、注目はやはり日曜札幌6Rの芝1800m戦。当初予定していた良血馬アドマイヤトライが態勢が整わないとして回避したのは残念だが、それでも好メンバーが揃った。最も注目されるのはマルセリーナの弟グランデッツァ(牡、栗東・平田)だろうか。最終追い切りは函館ウッドで71.0?56.0?39.1?12.7。強めに追われる新馬トーコーレガーロの外を追走していき、コンマ2秒の先着。時計は地味だが、キビキビした動きが目立っていた。良血馬の初戦に注目したい。その他、週中のニュースでもお伝えしたマカハ(牡、栗東・小崎)、先週、古馬リリエンタールとの併せで楽々と先着したサトノギャラント(牡、美浦・藤沢和)なども上位争いとなりそう。 同日の5Rではマイネヒメル(牝、美浦・菊沢)に注目。菊沢師は「入厩後も順調な仕上がり。気持ちも前向きだし、初戦から楽しみ」と話しており、さらに「この馬は走りますよ」と、騎乗する津村騎手も自信ありげにコメント。注目しておきたい。 土曜札幌5Rではキングモンブラン(牡、栗東・境直)をピックアップ。陣営からは「小柄な馬だけど、カイバ食いはいい。ゲートが速いし、二の脚もそれなりにつく。楽しみだね」と話が聞けた。藤岡佑騎手を乗せた最終追い切りでも芝コースで一杯に追われ終い11秒8。なかなか終いもしっかりしていそうだった。 土曜新潟5Rでは栗東Cウッドで終い11秒9と切れを見せていたエスジーブルーム(牝、栗東・藤岡範)に注目。藤岡範師からは「ダートのいい血統だし、追い切りでも反応が良かった。いい仕上がりで臨めそう」とコメント。他にもマウントビスティー(牡、美浦・尾形)、フリスコベイ(牝、美浦・和田道)といった美浦勢に注目しておきたい。 同日6Rは今週の美浦坂路で50秒5と動いたサウンドオブハート(牝、美浦・松山康)をピックアップ。松山康師は「今週の坂路の動きは水準以上だったね。折り合いがつくし、追ってからの脚もいいものがある。初戦から楽しみにしている」と話していました。 日曜新潟5Rではヘルト(牡、美浦・田中剛)に注目。中野渡助手からは「まだビシビシ追い切っていないので時計は目立たないが、素質的には高い馬なんだ。タイプとしては使った方がいいのは間違いないが、素質的にはいきなりから勝っても何ら不思議はないよ」とコメントがとれた。 土曜小倉5Rではケイアイユニコーン(牡、栗東・山内)を紹介。ここ3週に渡って栗東坂路で52?53秒台の時計をコンスタントに4本マークしている。山内師は「乗り込んできているし、時計的にも合格点をあげられる。無様な競馬にはならないだろう」と話してくれた。 日曜小倉5Rではマイネボヌール(牝、栗東・宮)。母は小倉2歳S2着で北九州記念勝ちのコスモフォーチュン。その母が得意とした小倉芝1200mでのデビューだ。増井助手は「母と似て気難しいところはあるけど、スピードも母譲り。スタートの1歩目が遅いのは気になるけど、軽いフットワークで二の脚は速く、行き出せば前向きに走ってくれる。ゲートさえ五分なら、初戦から勝負になるんじゃないかな」と話してくれた。
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