98年天皇賞・秋制覇　オフサイドトラップが死す

　1998年の天皇賞・秋などを制したオフサイドトラップ（牡20）が29日、腸障害のためけい養先だった北海道新冠町の明和牧場で死んだことがわかった。 　同馬は父トニービン、母トウコウキャロル（その父ホスピタリテイ）という血統で93年にデビュー。3歳春に若葉Sで勝利し皐月賞、日本ダービーに出走するなど早くから活躍。その後屈腱炎による数度の休養を挟みつつ渋太い走りを続け、7歳の夏に七夕賞で重賞を初制覇。その年の11月、断然人気のサイレンススズカが競走中止したことで知られる天皇賞・秋でGIを初制覇した。JRAでの通算成績は28戦7勝（うち重賞3勝）。 　現役引退後は種牡馬生活に入ったが活躍馬に恵まれず、03年に引退。その後は日高ケンタッキーファーム、そして明和牧場で余生を過ごしていた。 ※年齢表記は現行のもの ★東北地方太平洋沖地震・応援メッセージ募金

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