おしらせ
【東京盃】中央・地方に有力馬が揃い混戦模様
今週は水・木曜日と2日続けて大井競馬場で交流重賞が行なわれるが、まず28日のメインレースとして行われるのは、南関8頭、愛知1頭、笠松1頭、中央5頭によって争われる第45回東京盃(交流GII・ダ1200m)だ。11月3日に全くの同舞台で行なわれる交流GI・JBCスプリントを占う上で重要なこの一戦の展望をお届けしたい。 前走のクラスターCを6馬身差で圧勝したことで一躍注目の存在となったのが、中央のドスライスだ。前走後はひと息入れたが、19日に栗東・坂路で4F51秒9(馬なり)を叩き出すと、25日にも4F52秒4(馬なり)をマークし、万全の態勢が整ったと言えそうだ。主戦の柴田善騎手がフランス遠征中だが、全国リーディングトップの福永騎手が騎乗してくれるとあれば、大きなマイナス材料にはならないだろう。 今年の春先に大震災が起こった影響で出走を予定していた黒船賞が中止となり、ローテーション変更を余儀なくされて以降は大不振に陥っていた中央のスーニだが、前走のサマーチャンピオンをレコード勝ちして完全復活を印象付けた。前走時と比べるとこの中間は目立って速い時計は出していないが、23日に栗東・坂路でビシッと一杯に追われて4F52秒3をマークするなど調整は順調だ。大井1200mでは昨春に東京スプリントを制しており、このレースも一昨年に2着と好相性だけに、力を出し切れれば上位進出も可能ではないか。 かきつばた記念を快勝して以来、約5カ月ぶりの実戦となる中央のセイクリムズンは、大井競馬場に初参戦となる。先月末から栗東・坂路で入念に乗り込まれ、14日には4F51秒5(一杯)、19日にも4F51秒5(馬なり)をマークしている。久々の一戦になるが、力を出し切れる態勢にあると見て良さそう。初コース、昨年末にカペラSを制して以来となる1200mの距離に対応できれば、見せ場がありそうだ。 地元・大井から参戦のジーエスライカーは、南関4場で1400m以下という条件に限れば、10戦全てで4着以内と安定している。交流重賞のタイトルこそ獲っていないが、今年に入ってから東京スプリント、さきたま杯で上位に食い込んでおり、自分の競馬を貫くことができれば、チャンスが出てきそうだ。 船橋から参戦するナイキマドリードは、昨秋のJBCスプリントで2着に善戦し、2走前のさきたま杯で待望の交流重賞初勝利を挙げるなど、中央馬相手にも互角以上のレースを見せている。昨年のこのレースも僅差の4着に頑張っており、展開ひとつで上位に食い込める可能性がある。 他に、近走は一貫して1200mを使って実績を積み上げてきた中央のアースサウンド、一昨年の地方年度代表馬で今年はスーパースプリントシリーズの初代チャンピオンに輝いた笠松のラブミーチャン、鋭い末脚が武器で地方競馬へ初参戦となる中央のマルカベンチャーなどもおり、レベルの高い戦いが期待できそうだ。 ★【クラスターC(盛岡)】ドスライスが6馬身差の圧勝 ★【サマーチャンピオン(佐賀)】スーニが復活V!! 川田Jは地元で初勝利 ★【かきつばた記念(名古屋)】得意の距離で断然人気セイクリムズンが完勝 ★【さきたま杯(浦和)】船橋のナイキマドリードが快勝! 断然人気ラヴェリータは… ★【BSN賞】アースサウンドが待望のオープン勝ち ★【地方競馬トピックス】超短距離戦シリーズSSS 初代王者はラブミーチャン
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