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【スプリンターズS】有力馬1週前追い切りレポート
いよいよ秋のGIシリーズが開幕。第一弾は電撃の6ハロン戦・第45回スプリンターズS(GI、芝1200m)だ。海外の強豪も3頭参戦し混戦模様のこのレース。出走を予定している有力馬の1週前追い切りの様子を詳細にレポート! エーシンヴァーゴウ サマースプリント王者がGIに初挑戦。夏から使い込まれているが馬体減りもなく、レース後の回復が早い。25日には栗東の坂路(良)で、4F57秒0-1F13秒6(馬なり)と軽めの時計を出したが、折り合いもスムーズで気負った面も見られない。昨年末の中山ウインターP(準オープン、芝1200m)で大敗しているのは気になるところだが、成長した今なら中山コースでも問題ないだろう。 カレンチャン 阪神牝馬S→函館スプリントS→キーンランドCと重賞3連勝中。勢いに乗って初めてのGI挑戦となる。栗東に戻ってからも、14日より坂路で計4本の時計を出してきた。22日にも坂路(重)で、4F53秒3-1F12秒6(馬なり)をマークし、余力十分に登坂している。ゴツゴツした歩様のため調整は軽めだが、速い追い切りをこなせれば問題ないタイプ。状態は維持しており、最終追い切りに注目だ。 ダッシャーゴーゴー 昨年は降着となり、陣営も悔しい思いをしたレース。前哨戦・セントウルSでは3着に敗れたが、回復は早くすぐに乗り出せたようだ。23日には栗東の坂路(重)で4F52秒9-1F12秒3(強め)という時計をマークした。ひと叩きされて、馬体も締まってきている印象だ。年齢を重ね、落ち着きが出てきた点にも好感が持てる。 ビービーガルダン 09年スプリンターズSで2着、長らく不振に陥っていたが、佐藤哲三騎手が付きっきりでケイ古に跨るようになり、前走キーンランドCでは2着と復調を示した。22日には栗東のCウッド(重)で追われ、6F82秒6-1F12秒5(一杯)をマーク。びっしり追われたが、ダイナミックで力強さに溢れる動きを披露した。筋肉も全盛時を思わせるほどの張り具合で、毛ヅヤもピカピカ。ケイ古の雰囲気からも、完全復活と見ていい。 サンカルロ 海外馬、関西馬に注目が集まるなか、関東の期待を一身に背負うのが同馬。昨年は直線入口で不利を受けて3着(4位入線)だったが、今年はセントウルS(4着)を使われグンと上向いてきている。21日には美浦の坂路(重)で追われ、4F55秒4-12秒4(馬なり)という軽めの時計。台風の影響で馬場コンディションはかなり悪かったが、最後はしっかりと伸びて12秒台でまとめた。躍動感あふれる走りが目を引き、良化は急。展開に左右される面はあるが、ハマれば一発があっていい。 ロケットマン シンガポールから参戦。1200mで21戦17勝2着4回と、連を外していない短距離のスペシャリストだ。18日に来日し26日に白井から中山へ移動。コーツィー騎手が跨ってダートコースで軽いキャンターを行い、直線で軽く追い感触を確かめていた。27日には芝コースに入れる予定とのこと。1分7秒8の持ち時計があり、高速決着にも対応してきそうだが、経験の少ない直線の坂がどう出るか。レイティング(125)が示すように、実績では日本馬の最大のライバルであることは間違いない。 ラッキーナイン 香港からは2頭が参戦するが、前走のセントウルSで59キロを背負いながらエーシンヴァーゴウに肉薄した、ラッキーナインを取り上げたい。前走の反動も見せず、14日に阪神から中山競馬場へ移動。23日には、中山の芝コースで3F47秒9-1F15秒8(馬なり)という軽い運動をこなした。輸送で減っていた馬体も戻り、ここまでは順調にきている印象だ。明日27日、僚馬グリーンバーディーと共に芝コースで追い切り予定とのこと。 なお海外馬に関しては、週中にもレポートをお伝えしていきたい。 ★【セントウルS】外国馬グリーンバーディー&ラッキーナインのプロフィール ★【セントウルS】エーシンヴァーゴウが逆転でサマー女王に ★【キーンランドC】4連勝でカレンチャンが夏の短距離王へ王手 ★【ドバイWCデー】ドバイゴールデンシャヒーンはロケットマンが人気に応える ★東北地方太平洋沖地震・応援メッセージ募金
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