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【シリウスS】有力馬1週前追い切りレポート
5回阪神を締めくくる重賞は、ハンデ戦の第15回シリウスS(GIII、ダ2000m)。古豪から、勢いある3歳勢まで多士済々なメンバー構成で、目の離せない一戦になりそうだ。このレースに出走を予定している有力馬の1週前追い切りの様子を詳細にレポート! フサイチセブン 前走阿蘇Sで、約1年半ぶりの勝利を挙げた同馬。以前のようなフワッとする面がなくなり、馬に走る気持ちが出てきたことが勝利に結び付いた。25日には栗東の坂路(良)で、ミダースタッチ(古馬準オープン)との併せ馬を敢行。互いに馬なりのため時計こそ特筆すべきものではないが、力強いフットワークで登坂し僚馬に先着を果たしている。精神面でも逞しくなり、完全に復調した印象。連勝の可能性も十分だろう。 キングスエンブレム 10年ジャパンCダートでは3番人気に推されたほどの実績馬で、昨年のシリウスS覇者が約4カ月ぶりに始動。9月上旬に帰厩し、ここまで入念に乗り込みが重ねられている。それほど調教で動くタイプではないが、23日には栗東の坂路(重)で、4F54秒5-13秒8(一杯)をマーク。馬場状態、単走だったことを考慮すればまずまずの動きで、馬体もスッキリ見せ体はできている印象だ。連覇へどのようなレースを見せてくれるか。 ウインペンタゴン 関越Sではミラクルレジェンドには及ばなかったものの、2着を確保し力のあるところを見せた同馬。レース間隔は開いているが、馬なり調整を続け体調を整えている。22日には栗東の坂路(重)で併せ馬を行い、僚馬ハスラー(古馬1000万)と同入を果たした。もう1本追えば態勢が整いそうな雰囲気だ。オープンに上がってから4戦を消化したが、徐々に着順を上げて前走で2着。初めての重賞挑戦になるが、ハンデ55キロなら通用してもおかしくない。 タガノロックオン ジャパンダートダービー3着、レパードS4着と、重賞でも好走をしてきた3歳馬。前走オークランドRCTは、古馬相手に3馬身差の圧勝劇で人気に応えてみせた。前走後もすぐに乗り出せているように、使い詰めでも疲労は見られない。24日には栗東のウッドコース(良)で追われ、6F83秒9-1F12秒7(一杯)をマーク。調教でも掛かる面を見せなくなってきており、精神面での成長がうかがえる。重賞で古馬との手合わせは決して楽ではないが、ハンデ戦なら勢いが勝る可能性もある。 ヤマニンキングリー キャリア28戦目で初めてのダート挑戦。ただし、父アグネスデジタルという血統面からは、いきなりこなしても不思議ではない。22日には栗東のポリトラック(良)で1週前追い切りを行い、7F85秒9-1F13秒0を馬なりでマークした。使い詰めだがここまで順調に乗り込まれており、馬体減りもなく元気一杯だ。つねに調教は動く馬でダートもこなせそうだが、パワー型という印象は受けず、脚抜きのいいダートになった際で出番があるかもしれない。 ★【2010シリウスS】良血開花! キングスエンブレムが快勝!! ★【阿蘇S】フサイチセブンが約1年半年ぶりの勝利 ★【あおぎりS】伏兵タガノロックオンがまんまと逃げ切る ★東北地方太平洋沖地震・応援メッセージ募金
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