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【今週の重賞】[ステイヤーズS]オセアグレイトが連覇を目指す

■12月4日、中山競馬場で第55回・ステイヤーズS(GII、芝3600m)が開催される。JRAの平地重賞最長距離の名物レースに今年は14頭が登録している。

昨年このレースを制したオセアグレイト(牡5、美浦・菊川)が連覇を目指してこのレースに出走する。昨年のステイヤーズSを制して以降、有馬記念や天皇賞・春などGIにも果敢に挑戦したものの結果は振るわず。ただ、前走の京都大賞典はタフな流れになったレースを後方から追い込んで勝ち馬と0秒4差の6着という結果。上がりの脚は使えており復調の気配を感じさせる内容だった。長丁場でこそ力を発揮するタイプでここは当然狙いの鞍。主役の座は譲れない一戦だ。

カウディーリョ(牡5、美浦・堀)は今夏の北海道シリーズで復調を果たした。昨年2月の3勝クラス・関門橋Sを制して以降、1年以上馬券に絡めていなかったが、今年8月の札幌日経OPでディアスティマと1馬身差の2着と好走すると、続く丹頂Sでは2着馬とクビ差の接戦を制して久々となる白星を掴んだ。この2戦はいずれも2600m戦であり、長距離戦への適性を示す内容だった。母ディアデラノビアは重賞3勝、きょうだいにも重賞勝ち馬が多数という血統背景の持ち主。軌道に乗った良血馬が初めての重賞勝利を目指す。

2019年のこのレースを制したモンドインテロの半弟セダブリランテス(牡7、美浦・手塚)は7歳馬ながらまだキャリア10戦。長らくケガに悩まされてきたが、それでもラジオNIKKEI賞、中山金杯と重賞2勝を挙げている。メンバー中屈指の重賞実績の持ち主だ。中9週とこの馬としては間隔を詰めてレースを使える時点で今回の順調な調整ぶりがうかがえる。兄も制した長距離戦で約4年ぶりの重賞勝ちを狙う。

アイアンバローズ(牡4、栗東・上村)は京都大賞典、アルゼンチン共和国杯と重賞の壁にぶつかっている印象。しかしながら父は昨年のこのレースで産駒が1着、2着と好走したオルフェーヴル、半兄に12Fの米GI・ベルモントS勝ちのパレスマリスがいるという血統背景は魅力的だ。その血筋通りの長距離適性を発揮できればここでもチャンスがありそうだ。

ヴァルコス(牡4、栗東・友道)は屈腱炎による休養からの復帰戦となった前走のカシオペアSで7着。いかにも休み明けといった内容であり、ひと叩きした上積みは順当に見込めそうだ。3歳時の青葉賞では先週のジャパンCで2着と好走したオーソリティにクビ差まで詰め寄った実力馬。父ノヴェリストは欧州芝12FのGIを4勝、母父ダンスインザダークは菊花賞馬、伯父にはあのディープインパクトといかにも長距離を得意とする血統構成。前走で実戦勘を取り戻していれば巻き返しの可能性は十分だ。

このほかにも阪神大賞典2着、天皇賞・春5着の実績が光るトーセンカンビーナ(牡5、美浦・加藤征)や一昨年の菊花賞4着馬ディバインフォース(牡5、栗東・寺島)などがおり、混戦模様のこの一戦。師走の中山で開催されるマラソンレースを制するのはいったいどの馬だろうか。

(Text:Hiraishi)

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