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【マイルCS南部杯】トランセンドが驚異的な粘りでGI3勝目

ゴール前の熾烈な争いを見事に制したトランセンド

10日、東京競馬場で行われたマイルCS南部杯(GI、ダ1600m)は、単勝1.6倍の1番人気トランセンド(牡5、栗東・安田)が道中2番手から直線で渋太く脚を伸ばし、最後はダノンカモン(牡5、栗東・池江)との追い比べを制して優勝した。勝ち時計は1分34秒8、鞍上は藤田騎手。 断然人気に支持されたトランセンドだったが、レース序盤から厳しい競馬を強いられた。スタートで好発を切るもダッシュがつかず、エスポワールシチー(牡6、栗東・安達)にハナを奪われ、バーディバーディ(牡4、栗東・池江)、ブラボーデイジー(牝6、栗東・音無)にも前に出られる。それでも藤田騎手は先手を主張し、やっとのことで2番手に落ち着いたのは3コーナー手前だった。 その後もエスポワールシチーの軽快な逃げに翻弄され、4コーナー手前では早くも手応えが怪しくなる。そのまま直線に向いてエスポワールが一気に仕掛けられると、一旦は3馬身ほど離され、外からはダノンカモンが抜群の手応えで襲いかかる。残り300mを切っても大勢は依然として変わらず、この時点では誰もが厳しいと思ったことだろう。 しかし、ダノンカモンに外から併せられたことでトランセンドの闘争心に火が付いたのか、直線半ばから2頭が併せるようにジワジワと逃げるエスポワールとの差を詰めにかかる。残り100mで一杯になったエスポワールシチーを捕えると、あとはトランセンドとダノンカモンの一騎打ち。これを最後まで渋太く脚を伸ばしたトランセンドがアタマ差制して、先頭で栄光のゴールを駆け抜けた。 レース後、藤田騎手は「久々のぶん道中の手応えはあまり良くなかったが、最後まで馬が頑張ってくれました。圧倒的な1番人気だったので、皆さんの期待に応えることができてホッとしています」と安堵の表情を浮かべた。 2着は惜しくも及ばなかった3番人気のダノンカモン。3着には中団待機から直線で鋭く追い込んできた7番人気のシルクフォーチュン(牡5、栗東・藤沢則)が入線した。配当は単勝160円、馬連600円、馬単800円、3連複3,610円、3連単8,790円。勝ったトランセンドは父ワイルドラッシュ、母シネマスコープ(母父トニービン)という血統で、GIは昨年のジャパンCダート、今年のフェブラリーSに続いて3勝目となる。 ※詳しいレース結果はコチラ【ドバイWCデー】日本馬初の快挙!ドバイWCでヴィクトワールピサが優勝【マイルCS南部杯】今週の傾向を見ての最終結論重賞のデータ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」は必見!気になるあの馬の能力値は?「指数X」は枠順確定後に無料公開!
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