おしらせ
今週の2歳戦「ここが見どころ」
今週は2歳重賞最初のGII戦、デイリー杯2歳Sが行われる。まずはここから陣営コメントを中心にお伝えしていこう。 野路菊Sを勝って、ここも人気の一角となりそうなダローネガ(牡、栗東・佐々木)。佐々木晶師は「先週、攻め駆けする古馬のタコを、併せ馬で相手にしなかった。この馬の能力の高さを思い知ったね。今週もタコに先着。状態もさらに良くなっている。デビュー時はまだ幼児体型だったけど、中学生ぐらいの体になってきた。まだまだ良くなるよ。今回も楽しみだけど、今後はもっと楽しみ。今のところは先行して粘る競馬をしているので、みんなそういう馬だと思っているかも知れないけど、溜めれば絶対に切れると思う。どんな競馬でもできるよ」と期待を寄せていた。 評判通りに新馬戦を勝ち上がったゲンテン(牡、栗東・矢作)について矢作師は「初の輸送競馬でテンションが高くなった時が心配だが、今は落ち着いている。完成度が高いし素質も十分。スピードの持続性もある。今の高速馬場で瞬発力勝負になった時にどうかだろうね」と話してくれた。 2戦目で危なげなく逃げ切ったカイシュウタビビト(牡、栗東・領家)については鳴海助手から「馬場が重かったでの終いは13秒掛かったが、動きは良かったから問題ない。札幌戦の後も順調。ただ、まだこれからの馬。ここで即結果を求めるよりも、内容を重視したい」と慎重なコメント。 7月3日の新馬勝ち以来となるシンゼンレンジャー(牡、栗東・飯田明)。真銅助手は「8月下旬に帰厩。中間に一度使う予定もあったが、中途半端な仕上げだったのでここまでじっくり調整。乗り込み十分で仕上がりはいい。1回しか走っていないから未知な面ばかりだが、新馬戦の脚が使えるようなら面白いと思う」と話してくれた。 ききょうSで8着に敗れたトミーバローズ(牡、栗東・武田)。水元助手からは「追い切りは前半引っ掛かってしまったから、最後は流しただけ。気難しい面があり、徐々にイライラし出した。ゲートを五分に出て新馬戦のように馬混みでレースができればいいが、どんなものか。今回でわかるだろう」と試金石となりそう。 同じくききょうSで3着に入ったメイショウハガクレ(牡、栗東・荒川)の佐藤助手からは「(馬場のいい)前半だったこともあるが、稽古では動いた。能力はある。ただ、気難しい面があるので距離延長がプラスだとは思えない。現状は気を抜かずに走れる1400mぐらいまでの方がいいような気がする」と話が聞けた。 サフラン賞からはトップスカーレット(牝、美浦・上原)を紹介。陣営からは「できれば普通キャンターでもいいから乗って欲しいくらい、いい動きをする馬なんだ。デビュー戦はまだ完調手前だったし、前走は順当勝ちといえるね。切れる脚はないが、長くいい脚を使うタイプだけに、直線の長い府中コースは向いている。暮れの阪神ジュベナイルFを使って来年は桜花賞に駒を進めたいと思っているだけに、ここで勝って賞金を加算したいんだ」と先を見据えたコメント。 新馬戦からはまず土曜東京4R。ブルーミングアレー、トーセンラーの下でPOG人気も高いスピルバーグ(牡、美浦・藤沢和※写真)がここに登場してくる。最終追い切りは3頭併せの真ん中。杉原騎手がまたがっての坂路で51.4?38.0?25.1?12.4の時計をマーク。強めに追われて、外にいた同厩新馬サトノレオパードに0秒5の追走併入だった。葛西助手からは「ようやく目覚めてきたようで、調教でも自分から走る気持ちになってきた。追って味のあるタイプだと思う。初戦から期待しています」と話が聞けた。 日曜東京4Rではハイリリー(牝、美浦・尾形)に注目。POG「福」読本欄外のハミだし情報で紹介していたが、編集部が春先の追分ファーム取材で畠山調教主任からこっそりオススメとして聞いていた1頭だ。入厩してから調教パートナーだったのが先週の新馬戦を快勝したツクバヤマノオー。その馬との併せでも互角以上の動きをみせている。最終追い切りは単走馬なりで54.2?39.4?25.9?13.1で息を整えた程度。態勢は整っているといえそうだ。その他にもこのレースでは稽古でいい動きを見せているエンドレスノット(牝、美浦・国枝)、ローレンルーナ(牡、美浦・田村)などもいて興味深い1戦だ。 土曜京都では5Rのボストンサクラ(牝、栗東・岩元)に注目。函館スプリントS3着など活躍したイサミサクラの仔だ。最終追い切りは栗東Cウッドで82.5?66.8?51.9?38.3?12.2。古馬500万のバンブーチェルシー相手に0.6秒追走の0.4秒先着といい動きを見せている。岩元師からは「ゲートは普通だけど、行きっぷりのいいスピードタイプの馬。レースで落ち着いていれば楽しみだね」と話が聞けた。 日曜京都5Rは週中のニュースで紹介したダノングーグー(牡、栗東・音無)が注目だが、ここでは同じレースに出走のエーシンスピーダー(牡、栗東・西園)をピックアップ。坂路で軽快な動きを見せており、西園師は「水準の時計は出ているし、体も仕上がっている。走ることに前向きで、芝向きのスピードがありそう。6月に入厩していたときは肩の出が悪くなって再放牧に出たけど、今は体質もしっかりしてきたよ」と話してくれた。 土曜新潟5Rではパワフルラリマー(牝、美浦・武藤)を紹介。大西助手からは「稽古本数は十分にやってきたし、稽古を積むごとに動きも良くなってきました。スピードのある馬なので、初戦から期待しています」とコメント。最終追い切りの坂路では51.5?37.5?24.5?11.8と終いまでダイナミックな動きを披露。注目しておきたい。 ★東京・京都開催で良血新馬がスタンバイ。まだまだ新規参加者受付中の「UMAJIN-POG」なら、今からでも優勝賞金・豪華賞品が狙える!エントリーはこちらから
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