おしらせ
【JBCクラシック】スマートファルコンVSトランセンドの2強対決
3日に大井競馬場のメインレースとして行われるのは、南関3頭、高知3頭、兵庫・笠松各1頭、中央4頭によって争われる第11回JBCクラシック(交流GI・ダ2000m)。昨秋の日本テレビ盃以来、約1年ぶりの激突となるスマートファルコンとトランセンドの争いに注目が集まるこの一戦の展望をお届けしたい。 昨秋の日本テレビ盃で3着に敗れたものの、逃げに転じてからは向かうところ敵なしの6連勝中。重賞16勝、そのうちGI3勝と飛び抜けた実績を誇るのがスマートファルコンだ。昨年は船橋競馬場で行われたJBCクラシックを、2着のフリオーソ以下に7馬身差をつけて圧勝しており、同レースの連覇がかかる。最終追い切りは10月30日に栗東・坂路で4F50秒8(馬なり)の好タイムをマークし、3カ月ぶりの前走を使ったことで確実に状態が上がっている。記念すべき第1回のJBCクラシックはレギュラーメンバーが勝利したものの、第2回以降はアドマイヤドンの3連覇、タイムパラドックスの2連覇、ヴァーミリアンの3連覇と、このレースの歴史は同一馬の連覇によって構築されてきており、スマートファルコンが連覇の歴史をさらに伸ばせるのかどうか、注目が集まる。 昨秋の日本テレビ盃の時点では重賞1勝だったものの、その後国内GI3勝、ドバイワールドC2着など実績を積み重ねてきたのがトランセンドだ。10月30日の最終追い切りは、栗東・坂路で4F49秒8(馬なり)を楽々マーク。ドバイからの帰国初戦となった前走時より、数段いい状態に仕上がっていると言える。相手は無類の強さを誇るスマートファルコンだが、最後に同馬に先着しているのはトランセンド(そして、このレースには不出走のフリオーソ)である。控える競馬でも結果を残した今、どんな形でスマートファルコンに対決を挑み、どのような結果となるだろうか。 上記2頭と比べると実績では劣るものの、ここにきて重賞2連勝と勢いに乗ってきたのがシビルウォーだ。10月30日の最終追い切りは、美浦・ポリトラックで5F66秒2(馬なり)をマーク。夏場から順調に使われており大きな変わり身はないが、素軽い動きを見せて好調をアピールしている。実は、2強が参戦していた昨秋の日本テレビ盃にも参戦していたが、その時は2秒以上も離されて7着に敗れている。当時より力をつけた今、果たしてどこまで差が縮まるのか見守りたい。 地元・大井から参戦するテラザクラウドは、前走の東京記念で重賞初制覇、そして目下5連勝と本格化の兆しを見せている。南関勢以外が相手となるレースに挑むのは今回が初めてということで、これまでと比べると一気に相手が強化されるが、連勝の勢いと持っている能力がどこまで通用するのか楽しみだ。 南関勢からもう一頭挙げるなら、06年のJBCクラシックで3着に善戦した実績があるボンネビルレコードだろう。9歳となった今年も、夏の帝王賞で4着に善戦するなど健在ぶりをアピールしている。交流重賞3勝、そのうちGI2勝と実績では2強に負けずとも劣らないだけに、自分の力を100%出し切れれば、3着争いなら十二分に可能性があるだろう。 最後にもう一頭、2年半ぶりの復帰戦となったアンタレスSで競走中止、続く東海Sは出走取消と踏んだり蹴ったりが続いていた中央のフィールドルージュだが、前走の帝王賞で5着に善戦し、久々にこの馬らしいところを見せてくれた。10月31日の最終追い切りは、栗東・坂路で4F55秒1(馬なり)をマーク。この中間は脚元と相談しつつ目立たない時計が続いているが、本数自体はそれなりにこなしており、前走並には走れそう。08年の川崎記念を制して以降は勝利から遠ざかっているが、何とか復活への兆しを掴んでもらいたいところだ。 ★【日本テレビ盃】スマートファルコン楽勝 堂々とJBCへ! ★【マイルCS南部杯】トランセンドが驚異的な粘りでGI3勝目 ★【白山大賞典(金沢)】3番人気シビルウォーがマクって快勝!
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